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ヒトを簡単にあてにするな。信じていいのは保証がある場合だけ

ヒトはウソをつきます。ヒトは約束を守らないものです。ヒトはあてにできません。これを肝に銘じて仕事に臨まないととんでもない失敗を食らうことがあります。

ヒトに裏切られないためには、ヒトをあてにしないことが一番です。もっと究極に言えば、仕事に失敗しないためには、仕事をしないことが一番、なんていうのは冗談ですが。

しかし、仕事をする以上、全くヒトを当てにしないという訳にはいきません。仕入先、現場スタッフ、むしろ、大きな仕事をすればするほど、ヒトをあてにしなければならないことが増えてくるものです。

仕事の失敗の原因は、たいてい関係者誰かの裏切りである

仕事というものは、関係者が皆一生懸命仕事をして、裏切ったりさぼったり約束を破ったりするものが出なければ、たいていはうまくいくものなのです。

で、仕事がうまくいけば、金も儲かるし、自分の評価も上がる訳ですから、ポイントは、いかにヒトを裏切らせないか、ということに尽きるのです。

仕事に失敗したり成果を上げられないヒトは、たいていここのところが甘いので、ヒトに裏切られ失敗するのです。

根拠もないのに、「このヒトはちゃんとやってくれるだろう」などとたやすく当てにしてはいけません。では、裏切られないためにはどういう備えをしたらいいのでしょう?

裏切らないヒトを見極め、チョイスして付き合う

当然のこととして、ヒトを裏切るような邪悪な人間とは付き合わなければいいのですが、これがなかなかそううまくはいきません。どんなに見識がある、どんなに偉い人でも人選びに失敗することは往々にしてあります。

また、自分が下っ端の時などは、人を選んで付き合う、なんてことは無理だったりします。人を選んで付き合う、なんてことにはあまり期待しないほうがいいと思います。それでは、どうしたらいいのか。

ヒトが裏切らないように「保険」をかけておく

これも、完璧に、裏切り行為を防ぐ、という訳には行かないかもしれませんが、有能な社会人になるためには、こういうことを考えておいたほうがいいのです。では、どういう「保険」をかけるのか。それは「飴」と「鞭」です。

まず、「こいつの仕事をすればいいことがある」とヒトに信じさせること。それは、報酬もあるし、実績作りとかもあるでしょう。大企業とか優良企業が有利なのは、こういうところでもあります。

そういう企業と取引すればいろいろと儲かる、と、ヒトは自然に信じ込み、一生懸命仕事をし、裏切ることはあまりありません。まあ、そういう企業でも、裏切るやつは出てくるから、用心したりしてますけどね。

小さい企業や個人で仕事をしているヒトは、なおさらこの点を意識しておかなければなりません。なぜ、このヒトは、うちの会社と付き合うのか、そのヒトから見て、メリットはあるのかないのか、あまりメリットがないのなら、そのヒトは裏切るかもしれません。

裏切ったら、ひどい目に遭わせるぞ

逆に、今度は「鞭」。これは「飴」と表裏一体です。つまり、俺を裏切ったらひどい目に遭うぞ、と、脅しをかけておくことです。別に、ことさら、凄んだりする必要はありませんが、これも、打てるならぜひ打っておきたい手段です。

口約束だけではなく書類を交わす(つまり、約束を破ったら訴えられるからね、と無言の脅しになる)。親会社とか偉いヒトに話を通しておく(裏切ったら大会社や偉い人に仕返ししてもらうからね、という脅しになる)

よく、個人企業などで、あっちの業界の人と知り合いだとか、舎弟だとか、っていう社長さんとかいるでしょう。あっちの業界そのものではないんだけど、近しい人って。

これって、けっしてほめられたことではありませんが、やっぱり一種の保険なんですよね。つまり、そういう「怖い人」だから裏切ったら怖いな、と普通皆びびって裏切らないっていうことになるのです。

ヒトは裏切る、その際の備えをしておくことがちゃんと仕事をしているということ

もう一度言いますけど、それってけっしてほめられたことではありません。でもですね、まじめ一方で、実直に働いて、関係者皆と仲良くしていれば、それでOKかというと、世の中そんなに甘くはないんです。

表面では、ニコニコしながらも、相手は裏切らないか常に気を配っておく、一生懸命働かせるためにどんな「飴」をしておくか、裏切らせないためには、どんな脅しをかけておくか、常に考えて行動し、接していく。

結局、そういうことを何も考えず、漫然と仕事をしている奴と、ちゃんと考えて、立ち回っている奴では、どっちが最終的に勝つか、もうおわかりのことでしょう。

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