タバコを止められない人へ。喫煙者を守る3つの栄養素
禁煙をすすめる風潮がここ10年でだいぶ進んできました。タバコを吸うことは百害あって一利なしともいわれています。実際に喫煙によって体にもたらされるデメリットは肺がんや肺気腫などの循環器系疾患だけでなく、老化の促進や口臭など目に見える部分でも喫煙者を蝕みます。
「タバコを吸って得になることは何も無い」と分かっている喫煙者の人は多いと思いますが、ニコチンの依存性によってタバコから離れられないケースがほとんどのようです。タバコを止める為の治療は禁煙外来にお任せするとして、ここではタバコによる害から体を守るのに有効な栄養素を紹介していきます。
ビタミンC
サプリメントや栄養学に興味がない人でもよく耳にする栄養素であるビタミンC。メジャーな栄養素である分、充分にとれていると思っている人も多いようですが、タバコ1本につき25~100mgのビタミンCが破壊されているといわれています。
ビタミンCは免疫力を高め、発がん性物質を抑制する働きがある上に美容にも役立つビタミンなので、タバコを吸っている人は積極的に摂取することをおすすめします。
いちょうの葉エキス
欧米では認知症の薬としても処方されているイチョウの葉ですが、効果は認知症だけに留まりません。いちょうの葉は体の全ての部分への酸素の供給量を増やし、細胞を喫煙によってもたらされる活性酸素から守ってくれるでしょう。
セレン
セレンは体に欠かせない栄養素であるミネラルの一種です。ビタミンCやEと並んで活性酸素を除去する抗酸化物質の代表格ともいえる栄養素ですが、男性の場合は主に精管に集中しているので、精液と一緒に排出されやすい栄養素です。喫煙者はもとより男性であれば常に補充する必要のある栄養素でしょう。
タバコを吸うことによって多くの活性酸素が発生します。活性酸素は老化の促進や様々な病気のきっかけとなるので、上記の栄養素をしっかりとって少しでもタバコの害から身を守ってください。