「有料」の出会い系サイトを使いこなすことによって得られるスキル
良心的な出会い系サイトは多かれ少なかれ存在します。業界の大半を占めるのはサクラだらけの詐欺まがいな無料サイトですが、もちろんすべての出会い系が悪質というわけではありません。
「ワクワクメール」「ハッピーメール」などの圧倒的な知名度と実績を誇り、かつ料金体系がきちんとしている有料サイトは、健全に利用してさえいれば登録する価値は大いにあると思います。
出会い系を攻略するというのは実際に頭を使う作業です。顔も声も伝わらない場所でいかに自分を売り込み、いかに関係を築くかが肝になってくる。
でも、出会い系で培った能力は……実は「ビジネス」に直結するスキルになるのではないかというのが筆者の個人的な考えです。
今回は出会い系サイトを攻略することによって向上が期待できるビジネススキルを紹介します。
注:出会い系サイトのご利用はあくまでも自己責任です。
自己PR力がつく
「自己PR力は、どんなビジネスでも必要とされるスキルです。就職活動でも「自分という商品」を売り込みますし、営業活動でも「自社の商品」を売り込みます。このスキルを、出会い系を攻略することによって多少上げることができます。
自己PR力向上を期待できるツールは、第一に「プロフィール機能」です。mixiやFacebookでアカウント登録をすると、自分のプロフィールも作成することになりますよね。これと同じものが出会い系サイトにもあるんです。
互いに素性のわからない異性との交流を前提とする出会い系サイト。それゆえに「プロフィールの見せ方をどう工夫するか」で本人の第一印象がかなり左右されることになり、就職活動でいえば「履歴書」に相当する必要最低限のツールです。
だから頭を使ってクオリティを少しでも上げようと努力します。この過程があなたの自己PR力アップに直結するわけです。
ファーストメールを受け取った女性は、あなたのプロフィールを見て、「好みの男性かどうか」「メールを続ける意味があるかどうか」を判断します。なるべく多くの女性に気にかけてもらうための工夫を施しましょう。例えば、
- 「楽しい人」という印象を残すにはどうすればよいか
- 安心感を持ってもらうためにはどのような書き方が適当か
- どこまで具体的に書けば「真面目な人・マメな人」という印象を与えられるか
などの様々な工夫が考えられます。女性からの反応率が上がれば自身にもつながるでしょう。
※もちろんウソを書いてはいけません
相手のニーズを汲みとる力がつく
「相手のニーズを汲みとる」=「相手がしてほしいことをする」「相手が言ってほしいことを言ってあげる」です。これは良好な人間関係を築く上で欠かせない能力ですし、雑談術、交渉術、営業術のベースとなる基本的なスキルだと思います。
このスキルの向上を期待できるツールは「メール」です。そもそも出会い系はメールを通じて出会いを実現するサービス。メール介した男女のやり取りには「対話」があり、対話である以上、最低限のコミュニケーション能力が要求されることになります。
素性がはっきりしない同士のコミュニケーションでは、男も女も互いに不安を抱えています。さらに言うと、その不安は女性のほうが圧倒的に大きい。
そんな厳しい状況下で「メール」から「デート」へ関係を発展させるには、「相手に安心してもらう」または「自分を信頼してもらう」ための努力と成果が必要です。(もちろん相性云々で何の苦労もなく出会いが成立する男女もいますが)
画面の向こう側の異性に信頼してもらうには、どのような対応を心がけたらいいのでしょうか? メールを利用して「相手のニーズを汲みとる力」を磨いてみてはいかがでしょうか。
危機管理能力がつく
どんなに評判のいい出会い系サイトでも業者は少なからず存在します。サクラしかり営業しかり、いるところにはしっかりいます。
しかし彼らの手口はある程度パターン化されていて、きちんと情報収集をすれば、そこで得た知識と経験で多少リスクを回避することは可能です。
ビジネスの危機管理とは若干ズレがあるかもしれませんが、そもそも危機管理とは「情報収集をし、起こりうるトラブルに遭遇しないためにある程度の情報と経験でもって備えること」であり、根本的に通じるところはあるわけです。
トラブルに遭遇しないように備える習慣は危機管理能力アップにつながると思います。
「仕事に追われて恋愛はご無沙汰……」という方は自己啓発もかねて、一度出会い系にチャレンジしてはいかがでしょうか?