有名人が使っている心理テクニックを使って、立場を上にする方法

有名人を見て人気があるということも気になりますが、評判の悪い人を見て批判したくなるということも気になります。また、人気がないアイドルを街で見かけたときは気にとめてもいなかったのに、テレビなどで出るようになったら急に気になり始めるということがあります。

このように、人間は自分の意思があるところとないところがあり、人によってはほぼすべての行動を周りに合わせているということがあります。食べ物を食べるのも自分の意思で行っているようでも、食べたほうが良いものや体に良いものなどは周りの情報を取り入れたものです。

これだけ周りの意見を軸にして生きているとすれば、テレビで有名な形で取り上げられていたら、なんとなくこの人は凄い人なんだな、という気持ちが芽生えてきます。

また、人だかりができるところは周りに人が沢山集まっているからで、そのためにサクラなどを使うことで人為的に人の流れを作り出すことが出来ます。

有名人はこれをテクニックとしては意識していないでしょうが、そのため上手く自分のアピールをしないと、有名になる分、批判されるなどマイナスの要素もついてまわることになります。有名になると批判される人がなぜいるのかというと、尊敬という気持ちと嫉妬という気持ちは裏表だからです。

あるところで「あの人凄い！」といっている人を見かけた人は「大したことない」などと批判したくなる気持ちが出てきます。なので、有名になっても長く続けたい場合は尊敬されたいというオーラで凄みを身にまとっていると、その分批判を受けることになりかねません。

そうしたバランスを取ることが大切といえます。ですが、人に影響を与えたいという人はこれらの法則を知っておくと便利でしょう。

仕事や人間関係で自分の立場で悩む人も少なくありません。人に伝えたいことを伝えられなかったり、年下の先輩から指示されたくなかったり、自分の中で納得がいかないのに周りに流されてしまうこともあります。

そうした時に、自分の立場を上に上げることが出来れば、自分も納得して健康的な形で人と付き合うことが出来るようになるでしょう。そのための方法として、その状況をコントロール出来るほど、選択肢を増やしてそれを身につけるということです。

たとえば、仕事であればいくら立場を上にしたいと思っても、仕事が出来るようになるためにどんな仕事でも把握して引き受けることが出来るほど選択肢を身につけることが大切です。

そうすれば、どんな仕事もこなすことが出来るので、自然と立場が健康的な形で上がっていくでしょう。これは、健康でもいえることです。

病気になった人でも、そのまま体を病院に預けて不安を感じながらも相手に身をゆだねるのか、病気に対する知恵をつけて、病気１つとっても色々なアプローチで改善する方法を知っているのかでは、健康に対する自信や適応能力が変わってきます。

癌などの致命的な病気と思われることでも、それを研究している人は恐れなどを感じず、好奇心のまま癌を改善してしまう人もいるようです。そのように、どんなことでもより自由な人生にしたいのであれば、その分野でより多くの選択肢を身につけていくことです。

人が人を動かす時に大切なのは、コミュニケーションということは誰でも分かりますが、無意識でのコミュニケーションが最も大切です。これは、上手くいっているコミュニケーションは無意識でも上手くいっていることがありますが、それを意識出来るのか出来ないのかでは違う結果になります。

たとえば、表面上で楽しくやっていけてるように見えても、なぜかほんわかした人に対してイライラする気持ちが出てきたりすることがあります。また、頑張って大声で人を引っ張っている人を見ると、ちょっと冷めた目で見てしまう自分も出てくるでしょう。

これは、人の性格というより無意識で起こることで、誰もがそうなるものです。そうした無意識を意識して、自分が相手に与えるコミュニケーションは相手の無意識にどういうふうに働きかけたのかが分かるようになれば、人を動かすレベルが上がってくるでしょう。