信じる者は救われる！「座敷わらし」が付いて来た！？～後編～

それに、今年の３月に主人のヘッドハンティングの話がありました。あの話に乗っていたら、今の自宅を引っ越して、鴨川沿いの四条当たりや伏見に引っ越そうとマンションを探していたのです。

悩みに悩んだ結果、主人はヘッドハンティングの話を断り、今の好きな仕事を続けています。もしも目先の給与につられて転職し、引越していたらどうなっていた事か･･･。テレビで放映されている被害状況を見ているだけでゾッとしてしまいます。

私の夫は、今の職場が好きです。仕事ももちろんですが、人間関係も、チームの上司も部下も皆良い感じの人間関係で、会社が楽しいのだそうです。

外資系の企業に行って今のような人間関係を作れるのかがわからないから、今のような成果が上げられるかどうかわからないと言うのです。チームのメンバーの人間関係が良い具合にまわっているから仕事が上手く進むのだと言っていました。

夫はきっと何処に行っても上手くやっていけると思います。でも、今の会社がそんなに好きならそんな幸せな事はないと思います。好きな仕事を好きな仲間たちと一緒にできるなんて、本当に恵まれていると私は思うからです。でも、正直言うと「京都に住みたかったな」とがっかりしてしまったのは事実です。

でも、夫の選択は正しい選択だと思います。もしも夫が転職して、ついでに引越もしていたら、今大変な被害を被っている事になります。こういっては申し訳ありませんが、今の自宅の場所で良かったと本当に思います。ここは本当に天災の無いところなのです。

その時は損したと思っても、後になってそちらの方が正しい選択だった、なんてこともあるのですね。心の声に従って、人を大切に、感謝を忘れずに生きていたら運が巡って来るのかもしれません。目先の欲や執着が強すぎると人生を負の方向に引っ張るのだと、菩提寺の和尚さんの説法で聞いた事があります。今回ほど、「確かに！」と思った事はありません。

座敷わらしさんがいるから台風もそれてくれたのかもしれません。何事も本当に感謝！感謝！で精進していくに限ります。最近の私は妙に信心深くなっているような気がします！