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富士山の世界遺産登録で危惧される富士記念登山に走る大人達の増加~後編~

富士山の世界遺産登録の記念登山的気分で登頂するには富士山は少し本格的すぎる登山です。富士山の8合目や山頂あたりには鳥居もあるのです。鳥居があるという事は富士山は神聖な山なのです。

鳥居をくぐり富士山の山頂に到着すると、景色もさることながら達成感もあるのか、涙が出るほどおごそかな気持ちになると言います。これは「心洗われるような気持ち」だそうです。この気持ちを味わいたくて富士登山常連者には毎年登山する人もいるのだそうです。

彼らは、毎年富士山に神聖な気持ちで登っています。そのような富士登山者にとって、世界遺産登録記念登山として、富士登山に軽い旅行気分でチャレンジする人々に対しどう思うのでしょうか。

軽装備で富士登山に臨む人、弾丸登山をする人、山小屋で騒ぐ若者等々は神聖な気持ちで富士登山をしている人にとって迷惑この上ないのではないででしょうか。

記念登山で殺到した富士登山初心者達でまず山小屋がスシズメ状態だそうです。それだけでも山小屋でゆっくりできずに翌朝疲労を残しての登山となるかもしれません。

しかし、富士山の世界遺産登録を祝う気持ちは皆同じです。それでも富士登山には、いくら初心者でも、神社に参拝するようなおごそかな気持ちで山のルールに則って、礼儀正しく登頂に臨む人でなければ富士登山をする資格が無いのではないでしょうか。自分の興味・好奇心で山をかき乱す人は富士記念登山を諦めてもらいたいものです。

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