結婚でも仕事でも「自分の幸せを邪魔する存在」とどう戦うか?~その2~
希望する幸せがあなたの本当の幸せ?
あなたの人生を振り返ってみて下さい。もしも自分の人生を振り返ってみて、とことん目の前に邪魔する者が現れるようなことが続くなら、「この道は間違いですよ」と教えてくれているようなものだとは思いませんか?
そんな不運は早々続かないものです。ただの試練なら、いつか報われるのです。でも他の道で幸せになれる可能性があるのに気付かないでいるので、ひょっとしたら神様が「この道は間違っていますよ」と教えてくれているのかもしれません。一度冷静に見直してみてはどうでしょう?
「今の道が本当に自分にあっているのかどうかを」です。もっと心を柔らかに受け身でいたら、幸せが牡丹餅式に空から落ちて来るかもしれません。
しかし、「石の上にも3年」とも言います。もう少しで「出る杭」になれそうなのに、出る前にモグラのように地中深く引っ込んでしまっては、別の穴から出ようとしても、また失敗して別の穴を探そうとするでしょう。
何も得ずに、上手くいかないからといって逃げ続けているのですから、どこに行っても結果は同じです。たとえ間違った道でもある程度の試練には耐え、前に突き進んで行かなければなりません。そうしたら、神様が教えてくれるとしたら、後ろに引き返すのではなく、前に進んでいく過程で別の道が見えてくるのです。
どんなふうにかと言うと、ある時チャンスが降ってくるのです。だから目の前にある現実を受け止め、できることからコツコツとこなしていくしかないのです。上手くいかない人生も前へ、前へとコツコツの積み重ねをしているうちに、ある時、点と点が一気に線へと繋がり目指すべき道を指し示してくれるような感じです。
また、未来を見ることは誰もできないのですから、「こうなりたい」と願った道を探し続けていたら、別の道が見えてくることもあるかもしれません。未来は分からないけれど「こうありたい」という強い意思が自分を作り上げていくこともあるでしょう。
それは、もしかしたら自分が思い描いた通りの自分ではないのかもしれませんが、夢も希望も年齢を重ねるうちに経験と心の成長とともに変わっていくものですから、昔の希望とは異なっていても、その時の自分の希望通りの自分ではあるでしょう。
たとえ目の前に立ちはだかる邪魔者・ライバルが現れても、自分に試練を与えてくれるありがたい存在だと思えるような器の人間になりたいですね。
人と人との繋がりと恩返し
人は独りでは生きられません。誰かと繋がり、お互いに誰かの助けとなり、また誰かの救いとなり幸運を手にするのです。だから人との出会いを大切にし、誠実に生きて行くことも必要です。
「恩返し」の昔話が山のようにあるのも、昔の人のありがたい教えです。これらの昔話は、自分の行動は良くも悪くも巡り巡って自分へと返ってくることを教えているのです。
だから他人から受けた恩をあなたは忘れず感謝し続ける心を持ちましょう。自分がそういう心を持っていたら、他人もあなたに恩を感じ続け、いつかその恩返しをする機会を探しているかもしれません。そんな気持ちが巡り巡ってあなたを誰かが助けてくれるのです。
「一期一会」という言葉も昔からありますよね。これも同じことです。幸せになりたいなら自分を磨き、他人を助けられるちょっとした優しさを持ちましょう。あなたの何気ない優しさに誰が感謝しているか分かりませんよ。
そんなふうに生きていたら、目の前に立ちはだかる邪魔者も、自分で戦って打ち勝つのではなく、いつの間にか他人が排除してくれていることもあるでしょう。つまり、自然とそんな人はいなくなって、幸せが舞い込んでくるものなんですよ。「金は天下の回りもの」という言葉も似たような意味を表します。「損して得取れ」「急がば回れ」なんて言葉も繋がりますね。
幸せは勝ち取るものではなく、今までの人生のご褒美として与えられるものなのかもしれませんね。そんなふうに人として正しく生きることは案外難しいものなのです。昔からの言い伝えや諺は、正しく生きるための道標として語り継がれてきたのではないでしょうか!