心のバランスが偏らないために出来る幸せを感じるセルフマネジメント
マネジメントとはビジネス用語でよく使われる言葉ですが、この言葉を普段の生活にも使うことが出来ます。
セルフマネジメントは人それぞれ違う?
マネジメントと聞くと、どんなイメージがありますか?
言葉だけ聞くと難しい感じがするかもしれませんが、簡単にいえば自分を管理する、理想の方向に向かうのにずれないようにするといったものです。
自分にはやりたいことがあるのに、なぜかそれが出来ない、自分には理想の仕事があるのに出来ていない、理想の人生があるのに、その人生が送れていない。
でもそれは必ずそうなるしかないというわけではなく、自分が何をどうやるかによって理想の仕事や人生などが実現するのであれば、自分をそちらの方向に進めるように自分を管理、サポートすることがセルフマネジメントといえます。
セルフマネジメントといっても、自分がどういう人生を生きたいかによってやることも変わってくるでしょう。
良い人生を送るためのセルフマネジメントじゃないのかと思われますが、そもそも良い人生というのは人それぞれ違い、ある人にとっては幸せを感じることも、他の人にとっては苦痛を感じることもあるかもしれません。
人の笑顔を見るだけで幸せな気持ちを感じる人もいれば、人の笑顔を見るとイライラする人もいます。それは人によって心が癒されると物事の見え方が変わり、笑顔でイライラしていた人も幸せを感じるようになることも出来るでしょう。
ですが、やはりどんな人生を生きたいかは、たとえもっと価値観が変わる人だとしても、その時点で理想と思っている人生があれば、そちらに向かうために行うことがセルフマネジメントといえるでしょう。
マネジメントを生活に活かすには?
その考えがあると、正しい間違っている、偉い偉くないといった片一方の見方による判断で他の人を振り回すことも少なくなるでしょう。
自己啓発系の本の中には「これをやりなさい」「あれをやりなさい」といったものがあり、それを見ると昔のお母さんに怒られる自分を思い出して手に取るのが嫌な本もあるようです。
じゃあ、ポジティブとネガティブで見たらポジティブのほうがいいんじゃないかと思う人もいるかもしれません。ですが、悲しみを感じたり寂しい気持ち、人への怒りなどを表現することが習慣になっているような人はいませんか?
そういう人にポジティブのほうがいいよといっても反論するかもしれません、なぜならポジティブでいることのほうが良いと分かっているなら誰でもポジティブになっているからです。
そうした2極化出来るものには自分が嫌だと思っていることが良いと思って過ごしている人もいるので、そこに共通したマネジメントをするのは難しいかもしれません。
ですが、それらを含めた幸せ、心の平安といった面から見ればどうでしょうか。
幸せになるためのマネジメント
ポジティブネガティブのマネジメントの他には、幸せになるマネジメントもあるのではないでしょうか。
ポジティブもネガティブも安定を感じることができるので、それ以上に理想の人生があってもそこから抜け出すのは嫌に感じるかもしれませんが、幸せや心の平安というところから考えた時に、違う考え方があるかもしれません。
幸せに関していろいろな言われ方がしますが、その1つは自分らしいことをして今に夢中になるということではないでしょうか。ポジティブもネガティブも未来と過去に意識が向くことが多いですが、今に夢中になると時間を忘れたように夢中になり、情熱やずっと続くワクワク感を感じるのではないでしょうか。
そのためには未来の理想の姿のためにがむしゃらに頑張ることより、未来にそこまで輝くような栄光が待っていなくても、自分がずっと夢中に楽しめることを見つけてやったほうが、幸せや情熱、心の平安が得られるかもしれません。
また、ネガティブに過去のことばかり考えているのも今の自分を変えなくていいので密かに安心感を感じるかもしれませんが、自分が夢中になれることをやり出したら、今までみたいにネガティブでいるより楽しく感じるかもしれません。
今に夢中になっている時、少しポジティブに見えるかもしれませんが、そこまでポジティブとネガティブの気持ちのバランスの偏りが起こっていないと思います。
この偏りが大きくなると、頑張りすぎたり管理しすぎてイライラしたり、人や出来事が怖くなったり頭が真っ白になることがあり、これらの気持ちのバランスを取ることがセルフマネジメントといえます。