自分の才能はどこにある？もっと楽しい人生を生きるための秘訣

今もいったとおり、才能は自分では見つけるのは難しい場合があります。それは、自分ではすんなり当たり前に出来てしまうからです。他の人もそれに対して「凄い」「何で出来るの？」などのフィードバックをくれない限りいつまでも自分の才能に気づくことが出来ません。

ですが、人間は誰しも違う形で他の人が出来なくても自分はスラスラ出来てしまうことを持っています。それは、ゲームかもしれませんし、スポーツかもしれません。人をまとめることかもしれませんし、人前で話すことかもしれません。

これを知るために手っ取り早い方法としては、親や友人に聞くことです。そうすると、自分では全く気づかなかったことに気づくことが出来るかもしれません。自分では全く意識してなかったことでも周りからすると凄いと思っていることがあるかもしれません。

よくモチベーションを上げる方法などの本や教材が出ていますが、そもそもモチベーションを上げる必要があるのか、というところに意識を向けてみると面白いことが分かります。自分が大好きなことにモチベーションは必要でしょうか。

たとえば、大好きなパートナーに会いに行くときに「モチベーション上げないと」と思うでしょうか。やりたいことにはモチベーションは必要ありません。モチベーションを上げようとする前に、なぜやりたくないことをやっているのかということに目を向ける必要があります。

モチベーションを上げるというのはやりたくないことを無理やりやるための動機付けだったりしますが、それを繰り返していると自分が本当にやりたいことが何か分からなくなるかもしれません。そうなると、何をしてもピンとこない感情が鈍った状態になります。

だからこそ、好き嫌いをはっきりすることは自分の才能を見つける上では大切なことです。やりたくないことをやるのは、たとえば小学校の時からやりたくない宿題は当たり前にやるものだと教育づけられてきたというのが原因であれば、将来的にもやりたくないことをやるのが当たり前だという信念で行動し続けることになります。

ですが、やりたいという気持ちベースで進んでいると、やりたくないことはやらない、やりたいことをやるというのが当たり前になるので、自分の才能も自然と発揮されることになります。

やりたいことをやって才能を発揮するということは分かっても、今の状況によってそんなことは不可能に思える人もいるでしょう。もちろん、最悪な状態になるのであれば無理やりその状況を変える必要はありませんが、自分の中で好きと嫌いの感情が常に働くように教育しておくことが大切です。

そして、自分はなぜその行動をするのかを調べることも大切です。自分の行動は自分の信念から来ています。信念とは過去の経験によって植えつけられた自分の行動の元になるもので、たとえばタバコを過去に吸って「タバコは美味しい」という信念が出来たとしたら、タバコを吸うという行動を日常的にすることになります。

逆に「タバコはまずい」という信念が出来たとしたら、タバコは吸わないという行動をするようになります。客観的に見ると、このように自分の行動は過去の経験を判断した結果から来ています。そのため、いくら自分を変えようと思っても、信念が変わらないと行動が変わりません。それほど信念は根強いものもあります。

ですが、自分にはどんな信念があるのかを調べていき、それを変えようと意識することでだんだんと過去の記憶に新しい記憶を上書き出来るようになります。信念を調べる方法は、自分の行動をチェックしてみてください。なぜ自分はこうするのか、なぜ自分はこう思うのかということを客観的にチェックしましょう。

すると、過去にこういう経験をしたからだ、ということが分かってきます。それが分かれば後はこうなりたい自分の行動を行って、記憶の上書きをしていくことになります。

才能を見つけるということは、実はとても簡単なことなのに、経験によって見えなくなるということになります。なので、生まれてまもないころに自分が得意なことをしっかり親や家族が理解しておけば、あっさりと才能が分かります。自分では気づいていない才能があるかもしれません。