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ペットを飼う前に、確認しておくべきこととは

同僚を飲みに誘ったら「ごめん、家で猫が待ってるから帰るわ」と断られたり、課長のデスクトップが愛犬のどアップ画像だったり。ふと気づけば周囲にペットと暮らす人が多くなっていますよね。

以前はマンションでペットを飼うというのは無理な相談でしたが、一昔前とは異なり、最近ではファミリー・一人暮らし用を問わず、ペット可のマンションもが増加。ペットと生活することは、それほど難しい望みではなくなってきています。

ふらりとペットショップに立ち寄ればかわいい盛りの子犬や子猫がずらり。抱かせてもらった暁には「この子、連れて帰ります!」なんてことに・・・・・・?

しかし、ちょっと待って下さい。あなたは今、本当にペットを飼う準備ができていますか?即断は禁物。本当に飼えるのかどうかを冷静に判断することが必要です。

ペットを飼える住居かどうか

まずはペットを飼える環境にあることを確認しましょう。

「ペット不可だけど、隠れて飼っている人も多いから大丈夫」という安易な思いこみは危険です。規約違反として退去を迫られる可能性があります。また物件によっては飼育してよい動物の種類について細かな制限がある場合もあります。必ず規約を確認しておきましょう。

さらに現在はペット可の物件に住んでいるとして、この後社宅などペット不可の物件に転居する可能性があるかどうかも検討しておく必要があるでしょう。

犬や猫の寿命は、種類にもよりますが15年ほどです。途中でペットを飼えない環境となってしまう可能性がある場合には、残念ですがペットを飼うことは諦める方がよいでしょう。

ペットの特徴を把握しているか

飼おうとしているペットの特徴について十分な知識を持っていることも必要です。成長後の体長・体重はどれくらいになるのかなどはもちろん、その性質についても理解した上で、ペットと暮らしていけるかどうかの判断をすることが重要です。

たとえば、猫でもメインクーンなどのように体重が10kgを超える種類もいるのです。このサイズになれば中型犬と変わらない位の大きさになりますから、飼う上でも小型の猫とは異なった配慮が必要となってきます。

犬であれば、元々狩猟犬として生み出された犬種は活発な運動を必要としますし、遠くからでもよく聞こえるよう、吠え声が非常に大きな種類もいます。また犬や猫に限らず、鳥類でも非常によく人になつく種類もいれば、逆に人とのふれあいをそれほど好まない種類もいるのです。

もちろん性格などは個々の個体によるところも大きいのですが、種類によってある程度の傾向があるとされていますから、気になるペットの特徴については事前に調べておくとよいでしょう。

種類ごとの性質や特徴については書籍などでも知ることができますし、またインターネット上でブリーダーが情報を公開していることも多いです。YouTubeなどでは成長した姿を動画で観ることもできますので、大きさなどを実感するために利用してみるのもおすすめです。

家族との関係はどうか

飼いたい気持ちが先行し、意外と忘れがちなのが家族との関係です。あなたが飼うことに乗り気でも、家族が反対している状態では、一緒に暮らし始めたところで家族もペットも幸福にはなれないでしょう。

「飼ってしまえばなんとかなる」という発想は大変危険です。ペットを飼う前に家族で話し合って、家族全員がペットを迎え入れる気持ちを共有できた上で、初めて飼うことを決断しましょう。

「自分の部屋で飼うし、一人で世話をするから問題ない」と思っていても、長い時間を共に暮らす中では自分だけでは処理できない事態が生じることも想定するべきです。病気や事故であなたがペットの世話をすることができなくなれば、その間は家族に頼ることになるのですから。

一人暮らしの方も、何かあったときに頼れるよう親や兄弟などに頼んでおくことが必要です。有事の際に急に世話を頼んだとしても相手が受け入れてくれるかどうかはわからないですからね。

また自分だけでなく家族がその動物のアレルギーをもっていないかどうかも必ず調べておきましょう。ちょっと触るくらいでは大丈夫でも、ひっかかれたら反応が出たり、長時間一緒にいるとくしゃみや涙がとまらなくなったりという人もいます。引き取ってからアレルギーが発覚して飼えなくなるというのでは困ります。

病院などで申し込めば、簡単に検査をしてもらえますから、大丈夫だと思っている人も今一度検査をしておきましょう。

以上、ペットを飼う前に確認しておくべき事についてご紹介してきました。この他にもしつけなど、必要な事項はたくさんありますが、基本的すぎて忘れがちなポイントに絞ってご紹介しました。

ひとときの「飼いたい!」という気持ちだけに左右されず、自分が本当にその動物の一生を引き受けることができるか、しっかり見極めた上でペットを飼うようにしましょう。

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