ライフワークをするときに起こりうる色々な落とし穴とは?
本当に大好きなことをやるライフワークなら、トラブルや落とし穴なんてないと感じませんか?それさえ見つかれば後は人生安心だと思っている人もいるかもしれません。ですが、ライフワークは見つかってからが本当の試練かもしれません。
もし、ライフワークに安定を求めていたとしたら、それは辛いことが待っているかもしれません。なぜなら、ライフワークは安定を得るところではないからです。ライフワークを追求していく中で、対応出来る状況が増えていき、その結果安定を得ることが出来ます。では、どんな落とし穴があるのでしょうか。
才能がないことへの失望
ライフワークは、やり始めてすぐに才能が開花されて周りから認められて活躍出来るということではなく、本当にやりたいことを見つけても最初から才能が開花されているということはないようです。
ごく一部の人は小さいころからすでに才能の一角を見せている人もいますが、ほとんどの人は何年、何十年もかけて才能を磨いていきます。そのため「ライフワークなのに全然才能がない」ということに失望してしまうかもしれません。
ですが、それが当たり前と考えることが出来れば失望することもないでしょう。大好きという感覚は、人生の中でも本当に大切なことで、それが見つけられずに人生が終わる人ばかりです。それを磨いていくというつもりでライフワークと付き合うことが出来れば、ネガティブな感情に押しつぶされずに充実することが出来るでしょう。
人間関係の摩擦
自分の周りに大好きなことをしている人がいて、自分が嫌いなことをしていたら、その人と話すと会話が噛み合わないと思います。それだけ、好きなことをしている人と嫌いなことをしている人の人生は文字通り180度違うような人生です。
ライフワークをしている人は、いかにライフワークが素晴らしくて楽しくて、色々なドラマがあるかを語り続ける情熱があるでしょうが、嫌いなことをしている人はいかに仕事が嫌で人間関係も嫌で、愚痴を言うことで不満を満たすことに意識が行くかもしれません。
どちらが良い悪いということはありませんが、もしライフワークを始めて今までと違う感覚で人生を生き始めると、今まで付き合っていた人との付き合い方が変わってくるかもしれません。
今まで仲が良かった人でも、急に話が合わなくなって仲がギスギスする人もいるかもしれません。そうした今までと違う感覚によって落ち込む人もいるでしょう。ですが、それは生き方が違うということで相手に期待しなければ、ありのままの自分と相手を受け入れることができるでしょう。
身近な人への怒り
ライフワークを小さなころから見つけている人は、羨ましいと思いませんか?誰もが生まれてすぐにライフワークを両親や親戚などから教えてもらえていたら、大人になってから人生に悩むことが無くなるかもしれないのに、なぜ教えてくれなかったんだなどの怒りがこみ上げてくるかもしれません。
実際、親がしっかりしていないという理由で自分で頑張らないといけないと、身を削ってやりたくない仕事をしている人もいるでしょう。ですが、先ほども言ったとおりライフワークが見つかれば全てが上手くいくというわけではありません。
追求することのストレスでダメージを受け続けることもあります。そうしたことが嫌いな人にとっては、あまり楽しくない仕事と不満を満たしてくれる遊びの生活を一生送るというのも1つの選択肢です。
なので、身近な人への怒りが出てきたとしても、それは自分の中で最もベストな人生を教えてくれていると考えられれば、周りの人と同じ生活も出来るしライフワークを追求することも出来る沢山の選択肢のおかげで気持ちに余裕が生まれるでしょう。
ライフワークには、こういった落とし穴や悩み、感情の変化があるため本気で自分らしい人生を生きると決めることが出来る人じゃないと、途中で諦めてしまうでしょう。
ですが、それだけ追求する価値があることは他にないのではないでしょうか。もちろん、追求し続けることで疲れることもあるので、途中で休憩をして何の価値も生み出さないような楽しいことに時間を使うことも大切です。
時間管理という言葉がありますが、これはいかに時間を効率的効果的に使うために様々な手法を教えている人ばかり目立ちます。ですが、そこに感情の効果を教えている人はあまりいません。
たとえば、大好きな趣味や遊び、特技などはそれをやっているだけで楽しいですし自分らしさを発揮しているといえます。ですが、そこで他人が作った時間管理に従ってしまうと、そういった意味のない活動は一切辞める必要があると教わるかもしれません。
そうなると、お金は増えるかもしれませんが自分らしさが失われ、時間管理を教えている人と同じような感情がないロボット人間になってしまいます。なので、ライフワークと同時に心が満たされる時間とお金が消費されることに時間を使うことも大切といえます。