今を生きる事で、過去を手放す認知療法!
今日は、今を生きる事で、過去を手放す認知療法についてお話ししようと思います。過去の出来事にとらわれて苦しんでいる人はいませんか?涙などでは表現出来ないほど、のたうちまわり、苦しんでいる人はいませんか?
どうぞ最後までおつきあいいただき、過去とすっきり決別してください。あなたもきっと自由になれるでしょう。それでははじめようと思います。
過去を手放すには?
過去を忘れられない人の共通点としては、過去に焦点をあてている事です。当たり前ですが、誰もこの事に気づいておらず、感覚では分かっていても、感情が邪魔をして、過去にフォーカスしてしまうわけです。
現在を見たい、明るい未来を見たいのに、過去ばかり見ているから過去に縛られてしまうんです。これでは、いつまで経っても、なおる事はありませんし、緩和される事も、相当な時間が必要となってくるでしょう。
時間が傷を癒してくれるとは言いますが、それはやはり、酷い傷になると、何十年スパンでも癒えないものまでありますから、厄介です。
過去を手放すには、現在だけを見る事です。たとえば、記憶から消し去りたいような過去があったとしても、それは所詮は過去の出来事であり、未来はまたまったく別のものになるのにも関わらず、昔そうだったから、次もそうだろうと思うのはただの思い込みなんですねぇ。
同じ事は2度と起こらない
物事というのは、いろんな要素が組み合わさって起こります。その時に関わった人、天気、あなたの心理状態、相手の心理状態、関係の深さ、事故のような偶発的な何かなどもそうですね。
なので、同じ事が起こる可能性など、天文学的数値に等しいわけです。しかし、起こる事って結構ありますよね。
それってなぜかわかりますか?それはあなたの思考がそれを引き寄せているからです。思考というのは、まるで願いが叶う魔法のランプのようなもので、求めているものへの思いが強ければ強いほど、目的のものを引き寄せてしまいます。
誰がそんなネガティブな事を引き寄せたいんだよ!そんなヤツはいないよ!・・・と思う気持ちは分からなくもないのですが、脳の潜在意識というのは、肯定系と否定形の区別がつかず、たとえば「お金持ちになりたい!」と思えば、お金持ちになれるのですが、お金を失いたくないと思えば、お金を失う事になります。
こんな話をよく聞きませんか?守りに入った経営者の会社は破綻する。たとえば、ここで勝負に出て、一気に投資すれば、大勝ち出来るとわかっていても、恐くて動けない。
それは、現状を維持したい。悪化するのだけは防ぎたいという守りの思考がそうさせているのですが、その思考は、ビジネスをする上で、守りの気持ちが反映されてしまい、失敗してしまうのです。
言うなればこうゆう事です。勝率9割で、ほぼ間違いなく稼げると分かっている商品の仕入れを10万個したとしましょう。残り1万個は赤字なわけです。
消極的な守りの姿勢の経営者はコレを失敗ととります。しかし、残りの9万個は黒字なわけで、トータルの収支で見れば、大黒字となるわけです。
しかし、1割で莫大な赤字が出たらどうしようなどと躊躇してしまい、動けない。そして負債だけが大きくなり倒産です。
これでうまく行く人はいません。これがお金を失いたくない(失敗したくない)という人の思考であり、失敗を引き寄せる要因なのです。ご理解いただけましたでしょうか?2度3度と同じ間違いを起こしているのは、最初の失敗を引きずっている自分なのです。
今を生きる
今を生きるというのは、文字通り、今現在の時間にフォーカスをあてる事です。過去ばかりを見ていても何も変わりませんから、無駄な事はやめて、今だけを見るという事ですね。
たとえば、今日の○時には友達と遊ぶとか、仕事で○○と打ち合わせなどでも良いです。スーパーに買い物などでも良いです。
常に今に焦点をあてる。難しく聞こえるかもしれませんし、過去にずっととらわれて来た人は、この視点に切り替えるのは非常に難しいとは思います。ですが、チャンネルを変えるだけですから、訓練すれば誰にでも出来るようになるのでご安心ください。
最初のうちは、難しいかもしれません。しかし、過去チャンネルに思考が切り替わったと思ったら、意識的に無理矢理今チャンネルに切り替えるんです。それを延々と続けて行く。この繰り返しです。わたしも昔は過去にばかり目を向けていた時期がありました。
そして、酷いと時には一日の20時間以上を過去を変える事にあてていたこともありました。しかし、それを意識的にチャンネルを変えて行く事で、20時間が1週間後には10時間に減り、1ヶ月後には1時間。
1年後にはたまに思い出す程度にまでなりました。出て来たら消す、変える。これを毎日諦めずに続けて行くだけです。頑張りましょう。