寝付きが悪い時にすると効果がある眠りを誘う方法とは?
寝付きが悪いと苦しい感じがしませんか?そのまま起きて気楽にしているほうが逆に眠くなったり、寝れない寝れないと悩んでいればいつまでも寝られません。次の日に大事な仕事やスポーツの試合などがある時に寝られないと、不安な気持ちになり余計逆効果になるかもしれません。
睡眠は人間にとって安らぎの大事な時間ですが、その時間をまるまる不安や緊張に使ってしまうと、それだけ他の自分に負担がかかると思います。それを解消するために出来る方法はいくつかあります。
緊張させてから緩める
基本的に睡眠は交感神経と副交感神経が関係していて、寝る時は副交感神経が優位な状態になっています。ですが、寝られない時は布団に入っても交感神経が優位になっている状態で、いわば活動モードのまま体が働いているということです。
これを自在にコントロール出来れば苦労はありませんが、そこまで的確にコントロール出来る人は中々いません。そこで使える方法は、体を10秒以上ガチガチに力を入れて緊張させ、その時呼吸は止めないで、その後に一気に脱力してリラックスすると、いつも以上にリラックスしているような状態になります。
自律神経は緊張と弛緩のバランスによって成り立っているため、思い切り緊張させて交感神経を優位にした後に力を抜くと上手い具合に副交感神経も働くので、これも効果があると思います。この2つのギャップの大きさが眠り具合を決めるようで、このどちらもギャップがなくいつもボーっとしているような状態はバランスが偏っているかもしれません。
それは、普段からやっている仕事も関係しているでしょう。毎日ストレスを感じるやりたくない仕事をやっているなら、それを続けるともう起きていてもパッとしない感じになると意欲も低下し、ぼけーっとしている状態が続く人もいます。逆にやりたいことをしている人は起きると静かにわくわくしている状態で起きるので、このバランスも取りやすいようです。
リスクに感じていることを手放す
どれだけ不安や緊張しているかによっても変わりますが、その時は眠れないという不快感や不安な気持ちがあるかもしれません。ですが、その気持ちがあるからこそ寝られないとしたら、それを手放すと寝られると思いませんか?
中にはもう寝る時間が朝でも夜でもぐるぐる回っている人もいますが、気にしない人はその生活のまま暮らしているようです。それは交感神経と副交感神経のバランスを調整したほうがいいかもしれませんが、一時的に眠れない状態であれば、逆に自分のやりたいことに時間が使えることにわくわくしてみたらどうでしょうか。
寝られない時にうんうん唸って寝ようとしてもやはり寝付けませんが、やりたいことをやっているとわくわくしながら自然とリラックスした状態になるので、最初は楽しんでいても次第に眠くなってくるかもしれません。
それはゲームでも本を読むことでもいいでしょう。寝るのはもったいないと思うくらい寝ることを手放してみると、今度は逆に眠くなることを経験している人もいるようです。
眠くなるおまじないを作る
「羊が一匹羊が二匹・・・」そんなおまじないをすることで眠くなると言われてきましたが、それで効く人もいれば効かない人もいると思います。それは催眠術の1つのパターンのようなもので、人は退屈になるほど同じことをイメージしているとだんだんと催眠状態のようになります。
なので、これが効く人はいますが、効かない人はイライラしてきたりすぐには寝付けずまた不安になる人もいるかもしれません。そういう時には自分なりのおまじないを作るといいかもしれません。人は特定の刺激を受けると特定の反応をするという性質があります。
たとえば、可愛い人を見たら胸がどきどきしたり、怖そうな人を見たら緊張したり、これをアンカリングと呼ばれますが、それは何かの刺激によって眠くなるような刺激と反応を自分なりに作ると効果的かもしれません。
たとえば、さっきの例で言えばわくわくして眠るのももったいないと思うことをすると自然と眠くなったり、アロマキャンドルのような癒されるような光と香りを嗅ぐことで眠くなったり。それを見たり聞いたり感じたりすることで眠くなるという反応を自分が何回かすることで、それが当たり前のようになっていきます。
これまで普通に寝られていたのに寝られなくなった人は、今までと違う刺激が入ってきたと思います。それは新しい仕事かもしれませんし、新しいストレスかもしれません。
そうした新しい刺激によって睡眠が妨げられることもこの原理で分かりますが、それに新しい刺激を加えることで眠りやすくなる反応を起こすことも出来ます。自分なりの刺激を作り出してみたら、意外と簡単な方法で寝付きやすくなるかもしれません。