問題解決への道!S.C.O.R.E.モデルを聞いた事ありますか?
S.C.O.R.Eモデルとは、現状、原因、目標、リソース、結果というサイクルで問題解決を促す方法です。その具体的な方法を紹介します。ご自身の状況に当てはめながらお読みください。
S.C.O.R.Eモデルとは
悩んでいる事や、その解決方法を見つけやすくする方法にS.C.O.R.Eモデルというのがあります。S.C.O.R.Eの意味は
S(Symptom)・・・現状
C(Cause)・・・原因
O(Outcome)・・・目標
R(resource)・・・リソース
E(Effect)・・・結果※直訳は影響
このモデルを使ってあなたの問題を見つけ、解決へと導きましょう。参考例を出しながら解説をしますが、ご自身の状況に当てはめながらお読み頂いても結構です。
参考例「もしあなたが今、仕事が楽しくないという状況だったら」
S(現状):今のあなたにとっての事実に気付いている状況の事です。
「今仕事が楽しくないと気付いている状況」にあなたが気付いています。
C(原因):なぜその状況になってしまったのか、原因を見つけましょう。そして、どうして今のその状態が続いているのかも突き止めましょう。
「仕事が楽しくないのは、営業をしていてもお客さんの役に立っている気がしなくなったから。続いている理由は、お客さんの喜んでいる顔を見る事が無いから」
O(目標):こうすれば改善するという理想の状態や目標を想像しましょう。
「ワクワクしながら、充実感を持って楽しく仕事をしている状態になる」
R(リソース):現状から脱却する事が出来て、それを継続させるには何が必要かを考えましょう。
「お客さんに喜んでもらえる商品を売りたいので、企画部門との打ち合わせに入らせてもらう」
E(結果):目標が達成された事によって得られる結果を確認しましょう。
「企画部門にお客様の現場の声を伝える事が出来て、お客様も商品開発の役に立てたと喜んで信頼関係が上がり、売り上げも増えた。営業と企画が密になるという新しい社内体制も確立出来た」
この様に、それぞれの部分ごとに独立して考えていくと、良い結果を導きやすくなります。
いくつかのパターンを紹介
S(現状)
①「彼女との交際に疲れてしまった」
②「売り上げが上がらなくて辛い」
③「資格取得のモチベーションが下がってしまった」
C(原因)
①「いつも同じお店でデートして、いつも仕事の愚痴を聞かされてばかりだから、会うとネガティブになってしまう。そこで、いつも黙って聞いているからずっとその状態が続いている」
②「社内のシステムに不備が多くて効率が悪く、外回りの時間が削られる事が多い。続いている理由は、システムが変わらないから」
③「その資格を取っても仕方が無い様に思えて来てモチベーションが下がった。続いている理由は、その意味合いがまだ見いだせて無い」
O(目標)
①「彼女と昔の様に楽しく、新鮮な気持ちで交際を続けたい」
②「外回りの時間を増やして、お客様との接点を増やしたい。沢山のお客様から受注を頂いて、売り上げを伸ばしたい」
③「その資格を取って、出来ればその資格を有効に活用したい。その資格の内容を学ぶ事自体は自分にとっても有益なので、それを世の中に役立てたい」
R(リソース)
①「毎回違うお店に行って、新鮮なデートをする。仕事の愚痴を言うのが勿体ない位に二人の時間が楽しめる様に、毎回話す内容のネタを用意したり、プラス思考の重要性を一緒に考える」
②「システムを変えてもらう様に提案し、その打ち合わせにも入れてもらって、営業にとって使いやすいシステム作りに貢献する」
③「資格を目的にするのではなく、実用性の部分に目的を置き、中身の勉強をしたついでに資格を取る様にする。勉強をし終わっても、学んだ事を活かし続ける」
E(結果)
①「色々なお店を開拓をするという共通のテーマが出来たり、色々なお店で食事をする事で思い出が増えたり、お互い新鮮な気持を取り戻しただけで無く、プラス思考を意識する様なった。プラス思考を意識する様になったおかげで、彼女の愚痴がほとんどなくなり、仕事も前向きに取り組んでいる様子」
②「システムが改善された事で営業が皆、外回りに時間をさける様になった。業務効率の向上は営業だけで無く内勤へも波及し、経費削減と売り上げアップを同時に実現させた。また、営業目線のシステムのためお客様へのレスポンスなども向上されて、更なる売り上げアップに貢献出来た」
③「資格を取るための付け焼刃の知識では無く、しっかりと内容を勉強する事が出来たので、実務において圧倒的に活用出来る学習方法が取れた。他にも資格取得を考えていた人にも事例として知ってもらえた事で、その人からも沢山質問を受け、良い人間関係を築く事が出来た」
この様に、様々な例を参考に、あなたの抱えている問題も理想的に解決して下さい。