上手くいかない時は、もがくより手放すのことも1つの方法
あなたは、物事が上手くいかない時どうやって対応していますか?スポーツをしていてもあるところまで上手くなったけどそこから全然上達しない、そして気持ちも向いてこない、こんな時にがむしゃらに頑張ってもあまり良い方向には進まないかもしれません。
上手くいかなくなると途中でやめてしまう人もいるでしょうが、かえってそれが新しい成長に繋がることもあります。こうした色々な方法があるのはなぜでしょうか?
心が体を動かしている
その1つの理由は、体を動かしているのは心だということです。なぜ、スランプのような状態になった時にそのままやり続ければ上手くいく人もいればいかない人もいる、逆に何もしないほうが上手くいく人もいればいかない人もいるかというと、そうした人の心の深い部分の動きが関係しているからです。
もしこれが体だけで対処出来るのであればひたすら体を動かしていればいいかもしれませんが、やはりそれも心がやる気があるのかないのかという1つの違いだけでも体の動きが変わってくると思います。そして、その心の動きによって体が動くことが分かれば、どれだけ頭で考えても心の動く方向が違ったらそれを修正するのは難しいかもしれません。
それがダイエットが上手くいかない理由といえます。ダイエットをしたほうがいいのは分かってるんだけど食べてしまうのは、食べないようにしようという考えよりも本能的な欲求のように強い食べたいという気持ちが勝ってしまうからではないでしょうか。
そして、その心の動きにもパターンがあり、そのパターンを自分の感覚で理解出来れば、スランプなどの上手くいかない時でも活用することが出来るでしょう。
もがくより手放す?
心の動きの1つに、頑張りすぎると本来の自分らしい心の力が発揮出来なくなることがあるようです。頑張れば頑張るほど上手くいくと思っている人もいるかもしれませんが、スポーツであれば頑張りすぎるとケガや疲労がたまり、それに対応しないと慢性疲労によっていつまでも疲れること、それによって免疫力も下がることもあるでしょう。
筋力トレーニングの代表的なものにも、負荷をかけてトレーニングをして筋肉痛になって休んでさらに強い筋肉にするという方法があります。もしこれがキツイトレーニングをずっと続けて疲れていたとしたら、オーバートレーニングになってしまいます。なので、休むことでさらに筋力がつくことが分かっている人は、休むことに不安を感じることも少ないと思います。
これは心にもいえることで、いくらやりたいことでもずっと同じことをずっと同じ環境や状態でやり続けるのが嫌な人もいるでしょう。心は体にダメージとして現れることは病気などの形で出ること以外は気持ちの変化でキャッチすることが大切です。
やりたいことをやっていても違う形でやりたい気持ちが出てくるのに、最初からやりたくないことをするのは辛いことかもしれません。もし、今やっている仕事や勉強でも上手くいかないことがあって全然良い気持ちもせず、いくら頑張っても上達しないようならもがくよりも手放した方が上手くいくかもしれません。
それは人によっては違う勉強をするかもしれませんしその仕事から別の仕事をすることかもしれません。仕事はお金にも関わることなのですぐに決めることは難しくても、それも1つの方法なんだと分かっていれば、それだけ気持ちも楽になるのではないでしょうか。
心も役割にハマる
役割分担という言葉がありますが、その役割が自分のやりたくないことならどんな気分になるでしょうか。掃除をやりたくないのに自分の役割だからやらないといけない。この役割は「やりたい」という気持ちより「やらないといけない」という気持ちになりやすいようです。
やりたいことは役割の範囲を超えてずっとやり続けたくなるかもしれませんが、やらないといけない役割は出来るだけ早く終わらせようという気持ちになるかもしれません。
それは心にいえることで、たとえばギターを弾くにしても毎日同じ時間に同じだけの量をこなすことを毎日続けられる人はいるでしょうが、やはり少し環境を変えたり時間を変えたり、自分の好きなことをやったりと色々な変化がある中でやったほうが楽しいと感じる人もいると思います。
もちろん好きなことであれば夢中になって1日中やってしまうこともあると思いますが、ずっとそれじゃないといけないわけではありません。もしそうした役割がスランプを生みだしているなら、色々な部分を変えてみることでスランプから抜け出す方法が見つかるかもしれません。
その1つが頑張りすぎている人は思い切って手放すこと、いつも家にいる人は1か月でも旅行すると、大分見え方が変わったり、さらにやりたい気持ちが出てきたり、感謝出来なかったことに感謝出来たりと、それだけ心が動くと見え方が変わってくるようです。