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草野球を始めたばかりの男子に送る!道具の選び方 前半

日本の三大スポーツと言っても良い「野球」今年もプロ野球が白熱してきました。

昔やっていたけどブランクがある。野球が好きだけどやった事が無い。仲間に誘われて、素人だけど野球を始めた。皆の知らないうちにこっそり上手くなりたい……。野球歴20年、学生野球でのコーチ経験と現在も現役でプレーしながら野球チームを運営する筆者の考えを元に、「大人から野球を始める」方のための練習方法や道具の選び方、試合での心構え等を提案します。

今日は何と言っても大切な「道具の選び方」道具一つでパフォーマンスが全く変わってしまいます。安ければ良いという訳でも無いし、高ければ良いという訳でもありません。自分の身体とレベルに合わせた道具を選択して行きましょう。

1.バット

大抵のチームはチーム用のバットを所持していますが、実力アップを図りたいのであれば「マイバット」は所持した方が宜しいでしょう。

ここで一番間違えてはいけないのが「長くてトップバランスで重ければホームランが打てる!」という事です。これはビギナーが一番間違えやすい所です。確かに理屈としては合っているのです。但しこれは、小さな頃から素振りとバッティング練習を繰り返してバットを自分の腕の延長線の様に扱える、尚且つ筋力や体格も大きな選手の話。

ホームランは野球の華ですが、自分に合わないバットを無理して使っても逆に長打は出ないし、バッティングフォームもバラバラになってしまいます。私が運営しているチームでも野球歴の浅い選手に限ってホームランへの憧れで「重たいトップバランス」のバットを選びがちですが、全くと言って良い程結果が伴いません……。

手始めに一番お勧めなのが「ミドルバランス」です。一番に振り抜きやすく、バッティングフォームが安定していないうちは特にお勧めです!現に、先ほどの全く打てなかった選手にバットを換えさせたら、見事に初ヒット、次の試合では初タイムリーを記録しました!

ただ、あなどってはいけないのが野球玄人程、ミドルバランスを多く使っている傾向にあります。私のチームにも全国大会出場や、甲子園常連校出身、六大学リーグ出身者等、華々しい過去を持った選手が何人もいますが、その殆どがミドルバランスを使っています。

軟式野球や草野球で使う球場は、余程大きな大会でも無い限り小さな球場や公園の野球グラウンドを使う事が多いので、無理して使いにくいバットを振り回すよりも、使いやすいバットで確実にヒットを打ってその延長線上にホームランがあると考える方が利口です。

2.グローブ(グラブ)

今日ご紹介する用具のうち、最も重要と言っても良いかもしれません。近年はビックリする程、多種多様なメーカーから様々な種類・色のグラブが販売されています。余りの多さに一人では決めかねてしまう程です。

結論から書いてしまうと「オールラウンド(オールグラウンド)」モデルのグローブが一番お勧めです。余程チーム事情がひっ迫していない限り、監督さんやコーチに最初は色々なポジションを挑戦させられるかと思います。

現代野球は外野手用こそ統一ですが、内野においては「全てのポジションに専用のグローブ」が作られています。初心者でいきなりバッテリーを任される事はほぼありえない事なので、ピッチャー用グローブ・キャッチャーミットを買う必要は無いでしょう。

そこで残りの7ポジションに移る訳ですが、それを網羅しているのが「オールラウンド」のモデルになります。各ポジションに特化してはいませんが、ファーストを入れて「どこでも使う事」ができます。各ポジションに特化されたグローブより値段も比較的安めです。

後は市販されているグローブを選ぶだけですが、グローブは同じメーカーの色・形でも、手を入れてみると全く感触が違います。手を入れた瞬間、自分の手の分身の様にフィットしたグローブを第一候補にしましょう!色・形がいくら恰好良くても、手にフィットしないグローブであれば諦める勇気も必要です。あくまで大切なのは「試合で良いパフォーマンスをする」事です。

手にフィットしたグローブを見つけたら、次はボールを捕ることをイメージしながら実際に握ってみましょう。握った時に大切なのは「包み込む様に捕れる事」です。所謂、「グローブのポケット」です。人差し指や中指に力が入ってしまうグローブは、経験上あまりお勧めできません。親指と小指に力が入り、包み込む様に捕れる事が第二条件です。

各ポジション用のグローブは、先ずはオールラウンド用で野球の基礎と自分にあったポジションを見つけてから買うことをお勧めします。

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