忙しい男のための、後悔しない映画の選び方!
皆さん、最近、お仕事は忙しいですか?会社でも仕事、家でも持ち帰った仕事、休日も返上で仕事。仕事が連なってゆく日々で、お休みはきちんと取れていますか?
やっと取れた休みの日に、自宅で寝てばかりいてはもったいないと思い、「予定はないけど、外へ出よう!」と外出したのは良いものの、やはりやることがなくて、仕方なく映画館で時間をつぶそうと思い、観た映画がかなりつまんなかった、なんていう悲惨な経験をなさったこともあるのではないでしょうか?
つまり、充実した休日を過ごすには、後悔しない映画選びをする必要があるということです!興行収入トップクラスの映画を観たのにもかかわらず、あまり自分の心にはヒットしなかった、という思い出がある方は、是非とも読んでいただきたいです!今回は、後悔しない映画の選び方を皆さんに紹介します。
映画の見方を教えてくれる映画解説
世の中にあまり知られていない、知名度の低い役者さんが出ていて、一度も聞いたことがない監督さんが作った映画でも、楽しく映画を観る方法があるのです。それは、映画評論家・町山智浩さんの映画紹介や評論を知ることです。
町山さんは、映画雑誌「映画秘宝」を創刊した立て役者で、現在アメリカ在住の映画評論家でらっしゃいます。日本では劇場公開されないような映画もアメリカでチェックし、そしてその評論活動をなさっています。
もちろん、町山さんの守備範囲は無名な映画だけではなく、有名大作映画から昔の映画まで幅広く、その映画の知識・見識には、コアな映画ファンの皆さんも尊敬の眼差しで見ています。
筆者もそんな町山さんのファンの一人です。町山さんの映画評論の最大の魅力は、「映画の見方」を教えてくれるのです。常々、「映画は時代性や社会問題などを反映している。そういう映画がおもしろい」と町山さんはおっしゃいます。
社会派映画でなくとも、たとえばコメディ映画やホラー映画にも、その時代の問題点や人々が抱える問題が隠れているということです。映画を観れば時代がわかる、とでも言えるのではないでしょうか。
町山さんの映画評論は、映画のストーリーに隠れた時代性や監督のメッセージをあらわにしてくれるわけです。ぼやっと観ていたのでは理解することができない、映画のテーマや監督の意図を知ることができるのです。映画の見方を教えてくれる町山さんの映画解説は、正しい映画選びには欠かせません。
駄作をどう楽しむか?
そして、皆さんにオススメしたい「後悔しない映画の選び方」がもうひとつあります。それは、おもしろくない映画だったとしても、どこがおもしろくないかを友人に伝えて、友人に笑ってもらう覚悟を持って映画館へ行くことです。
身もふたもない映画の選び方で恐縮です。しかしながら、「つまらない映画を観てしまった!」と落ち込んでいる友人の話は、聞いていて結構おもしろいものなんです。「なぜおもしろくなかったのか?」「なぜあんな映画を観てしまったのか?」などのあなたの心からの叫びは、友人にとっては滑稽に映ることでしょう。
この滑稽さを友人に笑ってもらう覚悟を持って、映画館に足を運んでみるのも良いんじゃないでしょうか?駄作を観ても、それで友人が楽しんでくれるならば、あなたは後悔する理由が見つかりません!
しかし、駄作に事故的に出会ってしまうことは往々にしてよくあることです。駄作を観たからといって、後悔するのはもう古いでしょう。駄作をどう楽しむか、という時代に入っているのではないでしょうか。そうすれば、映画を観ても後悔することは絶対にないんですから。