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声の第一印象で損をしている!?好印象な声の出し方

声を意識する習慣は日本にない!?

声は、人間の顔の次に第一印象を左右するものです。まずはじめに顔を見て、声を聞くと思います。顔だけ見て声を聞かない機会はあまり少ないのではないでしょうか?こうした理由から声はその人の印象を大きく左右する大切なものになります。特に、その後の生活や人間関係のなかでも聴き取りやすい通る声というのは重要です。

海外では声や話し方がかなり重視されているのに対して、日本ではほとんどそうした習慣がありません。特に英語圏の国では、単語の組み合わせによって言葉や会話が成り立っていますから、イントネーションやニュアンス、強弱などが古くから重要視され、根付いているわけです。

しかし、日本では一つ一つの音を組み合わせて言葉にしますので、棒読みになりがちで、古くから声や話し方の重要性が認知されてきませんでした。

自分の聞いている声と他人が聞いている声はなぜ違うのか!?

近年ではスマートフォンに標準でボイスレコーダーの機能が搭載されていたり、パソコンにも内蔵マイクがついていたりと、自分の声を客観的に録音して聞ける機会が増えました。しかし、自分の声を録音して聞いたら、なんだか普段聞いている声と違いませんか?

これは録音機器の質でも異常でもなく、はたまた偶然自分の声が悪かったのでもなく、おそらく他人から聞けばいつも通りの声なのです。つまり録音した声がそのまま他人に聞こえている声という事になります。

なぜこうした違いが出るのかというと、普段、他人が言葉を発した時に耳で音を聴いて判断していますよね?しかし、自分が発した言葉は、他人の声のように耳から入ってくる音と、内側から骨などを伝導して伝わってくる声の二つが合わさって聞こえているわけです。

つまり、身体の内側で反響した音を聴いている事になります。これによって、自分で聞いている自分の声と、他人が聞いている本来の自分の声に違いがあるわけです。

簡単に例えるならば、アコースティックギターとエレキギターの生音のような違いです。アコギでは反響するサウンドホールのおかげで音が豊に聞こえますが、共振部を持たないエレキギターではなんとも貧相に聞こえてしまうのです。

聴き取りやすく、くぐもらず、ハキハキとした声が好印象

自分の本当の声を聞いた時に、多くの人が普段聞いている声よりも低く、くぐもって聞こえたのではないでしょうか?なんだか滑舌が悪いなと感じる人もいるでしょう。しかし、これが普段他人に発している声なのです。

やはり、自分の理想に近くて、他人の声を参考にしても非常に印象がいいのは、聴き取りやすくてハキハキとしている爽やかな声なのではないでしょうか?こうした声を出すには、まずは普段よりもはっきりと声を出す事を意識してみてください。

それから、やはり歌手でも声優でも同様に重要視されているのが腹から声を出す腹式呼吸です。お腹から声を出す事で、お腹がギターのサウンドホールの役目を少なからず果たしてくれて、声量と広がりのある声が出せます。

トレーニングや体操を習慣に

声を自分の理想的なものにしていくには、やはり普段からの意識とトレーニングが肝心です。トレーニング方法は、基本的にはボーカルの発声練習と同じものになりますが、日常会話で必要な声質を得るには自分なりにここのトーンで喋りたいというポイントを見つけて声を出す練習をする事が大切になっていきます。

声を出す時には、舌と口と喉や胸、お腹を使って発声していますから、これらを鍛えたり改善していくだけで周りから聞こえる声質はだいぶ変わります。

たとえば、口の開きかたが悪かったり不十分であれば、自分にははっきりと声が聞こえていても他人にはちゃんと聞こえません。口をしっかりと開ける事を意識したり、舌の動かしかたをトレーニングすると良いです。アナウンサーなんかが良くやる早口言葉は効率的に舌や口の動かしかたを体操できます。

声と表情がリンクするようになればより好印象!

外国のテレビ番組や通販などを見ていても思う事は、彼らは話をする時に口だけではなく顔の表情や身振り手振りをめいっぱい使うという事です。

人間ですから伝えようとした事がうまく伝わらなかったり、伝えた内容の半分も伝われば十分だという事はしかたのない事ですが、それでも日本人よりも外国人はスキンシップを使って可能な限り伝えようとします。

この行動自体がコミュニケーションにとっては一番大切な事なのではないかなと思います。他人に聴き取りやすい声と、身振りや顔の表情をうまく使って相手に伝える意思や話している姿勢を見せる事が大切なのではないかと思います。

さらに言えば、声というのはシーンによって最適なトーンや声質が変わってきますが、これらをすべて完璧にこなすのは努力がいります。まずは自分がなりたい声質とシーンを一つに絞って取り組んでいけば良いと思います。

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