本当の聞き上手になるには質問上手になろう!そのコツとは?
本当の聞き上手と、ただの聞くだけの人とはどう違う?
コミュニケーション上手になる為には、まずは聞き上手になろうとはよく言われていますが、ただ聞いているだけでは相手もいつか飽きてしまいます。
本当に聞き上手の人は、聞きながら絶妙のタイミングで質問を入れて相手によく聞いてくれているなという実感を与えます。そうする事によって相手も上機嫌になり、またあの人と話したいという印象を持つのですが、ではどうやって質問のタイミングや質問の内容を見つければよいのでしょうか?
聞き上手は怠け者でもある?
実は、本当の聞き上手とは研究熱心であり怠け者でもある場合が多いのです。例えば、聞き上手になろうと思っている人は話を聞く相手の趣味や興味のある事を事細かに調べて、聞く際に頷くタイミングを見つけようとする人も多いのですが、本当の聞き上手という人は全体の2割ぐらいしか調べない場合もあります。
それだと、相手と話す場合に頷くタイミングや質問などができないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、聞き上手の人はその2割を質問という前提にして残りの8割は相手から聞いて自分のモノにしてしまうのです。
聞き上手は吸収上手でもある
つまり、聞き上手とはただ単にニコニコと聞いてやったり、ウンウンと頷くだけとは限りません。聞いて相手の会話から何かを吸収しようという熱心さと、自分で調べずに相手から聞き出そうという怠け心が上手く両立されている人なのかもしれません。
2割の知識で質問をし、相手がそれに対して解説をしてくれたりすると、そこからまたその解説に対して質問をしていき、他の知識も織り交ぜる事により話も広がりますが、その為には様々な知識や情報に対してのアンテナを常に張り巡らせているのでしょう。
質問で相手を喜ばせるにはどうすればいい?
そして、聞き上手とは確実に正解だなと思う事に関しても、これですか?と相手にわざと確認をする事が多いようです。そうする事によって、相手は「その通り!よくわかったね」などと喜んでくれます。この喜ぶというのは、話した事をこの人はちゃんと聞いているばかりか理解してくれているという喜びです。
これは、話し好きにとっては非常に嬉しいというか、話した甲斐があったと内心は満面の笑みになっている事でしょう。またこの人と話したいと思わせる事によって、相手はなんらかの利益をくれる可能性もかなり高くなります。
聞き上手の本当の狙いとは?
これは、理解者という事が認識されますと自然に距離感が近くなるからですが、仕事ができる営業マンがあまり仕事の話をしないのにも似ているかもしれません。そして、聞き上手の恐ろしさは知識や情報を、人の話を聞く事によってドンドン蓄積するという事です。
そして、それをまた違う人との話の際に上手く活用するので、相手になるほど!そういう考えもあるのか!と思わせる質問もできるようになり、様々な可能性を相手と一緒に構築していくという方法が取れるようにもなったりするのです。