招待状の返信からマナーは必要!結婚式でのマナーで差をつけろ
年齢を重ねると結婚式に出席する回数も増える。友人や同僚としての出席なら、多少の失敗も笑って許してもらえるかもしれないが、先輩や上司として出席する場合には、とんでもなく恥ずかしい間違いでも周りからは指摘してもらえないこともある。
逆にこういう場で美しくスマートな立ち居振る舞いができる男は、老若男女問わずかなりポイントが高いというものだ。周りにも差をつけるべく、ここで結婚式や披露宴でのマナーを見直しておこう。
招待状の返信ハガキから差をつけろ!
結婚式や披露宴に招待される場合は予め話を聞いていることがほとんどだが、招待状が届いたら速やかに返信ハガキを送るのが基本。万が一仕事等で予定がわからない場合は、その旨を知らせておこう。
肝心のハガキの書き方だが、最もありがちな失敗は、既に書かれているであろう宛名部分の「行」に二重線を引っ張り、「様」に書き換えることだ。裏を書いているうちに忘れてしまいやすいので、最初に直しておこう。
そして返信ハガキを裏返し、引き続き二重線を引く作業を続ける。まず「御出席・御欠席」「御住所」「御電話番号」の「御」(出席する場合には御欠席、欠席する場合には御出席)に二重線を引く。
まあこのくらいは誰でもできるのだが、この後がポイント!出席する場合には出席に○をつけ、その下や横に「ご結婚おめでとうございます。喜んで出席させていただきます。」と書き入れるのだ。反対に欠席する場合には、「ご結婚おめでとうございます。残念ですが欠席させていただきます。」と書き入れよう。
服装はやはり黒の礼服が一番イイ!
友人や同僚として出席している人達を見ると、実に様々なスーツを着用している。しかしこれからのことを考え、黒の礼服を自分の体に合わせて1着は作っておくのがオススメだ。体に合った礼服やスーツは、周りから見ても好印象だ。
ジャケットは今はシングルが主流。でもちょっと他の人と差をつけたい!という人はベストを着用し、ポケットチーフを入れるとかなり垢抜けた感じになる。そして服装を気にするあまり手薄になりがちな靴。前日にはしっかりと磨いておこう。
ご祝儀は袋選びから
ご祝儀は友人や同僚なら3万円、上司であれば5万円といったところが相場である。もちろん銀行で予め新札に替えておこう。最近はご祝儀袋も様々なタイプの物が売られているが、ここで見落としがちなのが水引。何度も結び直せる蝶結びの水引はNGなので要注意!結婚式の場合は、一度結んだら解くことができない結びきりの水引のものを選ぶ。
ご祝儀は必ず中袋に入れなければならないが、お札を入れる前に中袋の表に金額、裏に住所・氏名を書いておこう。この時金額は旧字体で書くのが基本なので、「金参萬圓」「金伍萬圓」等と書く。「也」をつける人もいるが、これはご祝儀が10万円以上の高額の場合である。
お札の入れ方であるが、お札の表側が袋の表側にくるように、そして肖像画が上になるように入れる。また上袋に入れる時も、上袋の裏の折り目は下側を上に重ねるようにしなければいけないので間違えないように。
受付でのマナー
当日は時間にたっぷり余裕を持って出掛けよう。受付では、受付をされている方が知り合いだとしても、「本日はおめでとうございます。」と一言お祝いの挨拶をするのがマナー。
そして受付の方がわかりやすいように「新郎側(新婦側)の友人(同僚等)の○○です。」と名乗るのがスマート。当日にご祝儀を持っていく場合には受付の方に渡すが、その際は袱紗から出し、ご祝儀袋の正面を相手に向けて両手で渡そう。
披露宴中に気を配ること
披露宴でのスピーチや余興を頼まれている場合は別として、たまに突然スピーチを振られたりすることがある。そう言った場合は「エー!」とは言わず、新郎新婦のために是非マイクを持ってお祝いの言葉をかけてあげよう。それが大人の男というものだ。
そういった時の為にも、終わる・切れる・別れる・重ねる、最後等の忌み言葉も覚えておくと便利。挨拶や祝辞は長いものは不評なので3分から5分で、突然の場合は1分くらいでも対応してあげるだけで喜ばれる。
そして歓談中は、ご両親にご挨拶のお酌に行くのもいいだろう。たまに、新婦側の友人テーブルに行く新郎側の友人がいるが、下心がなくても警戒されるので必要性がなければ控えておいた方が無難だ。
気持ち良いお見送りを!
披露宴が滞りなくお開きになったら、長々と会場内でおしゃべりせずに、速やかに新郎新婦のお見送りを受けよう。ご両親がいれば「本日はおめでとうございました。」と挨拶し、新郎新婦にはお祝いの気持ちを伝え、後ろの方達を待たせることなくその場を離れよう。
これだけ知っておけば、もういつ披露宴に招待されても大丈夫だ。余裕を持ってお祝いの場を楽しみ、新郎新婦から幸せのおすそ分けをしてもらおう!