ご飯を食べる時新聞を読んでる?家族の意見とその意味とは?
あなたはご飯を食べる時、新聞を読みますか?朝、仕事に行く前にお父さんが新聞を読みながらご飯を食べる風景が、テレビでも漫画でも見られますが、それを実際にしている家庭もあると思います。でもそれが、家庭のコミュニケーションのズレを生んでいたらどうでしょうか?
家族の声を聞いているか?
家族のようにずっと同じ時間を過ごしていると、色々なコミュニケーションを経て関係が深まっていきますが、関係がズレていく家族もあります。
例えば、お父さんが口うるさく、自分のやることに何でも口出ししてくるので子供は話を聞きたくないと思い、お父さんの前では話をしなくなるところ。
お母さんがほんわかして責任感が無い感じがして頼りなく、自分が頼れる人間にならないといけないと小さいころから責任感を持って人を否定してまで正しさを主張するようになるところ。
そうしたコミュニケーションのズレはちょっとしたことが積み重なったり、大きな出来事によって起こります。
その1つは新聞を読むことで、それがずっと続くと家族は何ともない感じがするかもしれませんが、最初はちゃんとご飯を食べて欲しい、ちゃんと子供と話をしてほしい、家族みんなで食べる時はみんなで話し合いながら食べたいという意見があるところもあるでしょう。
それを「仕事が忙しくて見ている暇がない」と話したらそれで終わりですが、そうしたちょっとしたことが家族を大事にしていないとか、もっと大事にしてほしい、話がしたいといった気持ちを生むきっかけになるかもしれません。
仕事が忙しくなるとストレスがたまったり自分の意見を聞いて欲しいという気持ちが高まって家族に意見を押し付けるケースも増えますが、そのたびに起こる家族の意見は聞く価値があります。
なぜなら、そもそも仕事をそこまで忙しくすることが幸せに繋がるのかということ、忙しい仕事の波から抜け出すヒントを教えてくれることもあるからです。
家族との時間は幸せの1ページ
もし家族を作ることで痛みしか感じないのであれば誰も恋人を作ったり家族、子供を作ることはしないでしょうが、多くの人が恋人が欲しい、子供が欲しいと思うのはそれによって幸せや喜びを感じると思っているからではないでしょうか。
なので、家族で過ごす時間の1つ1つは幸せの1ページになりますが、そこには仕事と全く関係ない非効率な時間があります。
その非効率が幸せを生んでいるのに気付かず、仕事の効率を考えて家庭に効率を持ちこんでしまうと、その幸せがだんだんと減っていくこともあります。
効率とは頭で考えたもの、非効率は心で感じるもの、幸せは頭と心どちらで感じるかというと心で感じるものです。
なので、家庭に効率を持ちこむと幸せ感を感じにくくなり、早くご飯を食べないと、早く新聞を読まないと、早く歯を磨かないとと思って焦っていると、家族との幸せを感じにくくなります。
自分だけで効率をしているならまだしも、それを家族に押し付けるようになればそもそも家族で感じられる幸せがどこにいってしまったの?という家庭になりかねません。
家族の、気持ち、考えを聞く
もちろんそうなる家族が良い悪いではなく幸せな家庭を築きたいかそうじゃないかは個人の自由です。
そして、幸せを感じたいけど忙しくてそれどころじゃないという人は、ちょっと工夫をしてみるだけで今までと違う幸せな気持ちを感じることも出来ます。
中には何年もパートナーに愛情を伝えていなくて、恥ずかしながらも愛していることを伝えたらパートナーが泣き崩れてしまったというカップルもいます。
自分はそうだと思っても家族がそうだと思っていない場合、自分の意見を貫くのか、それとも家族の意見を聞いてそれを取り入れるのかで家庭で感じる幸せが変わってくるでしょう。
ご飯を食べる時は新聞を読まないで話をしたいと言うなら、それを聞いてあげることでパートナーや子供が満足するのであれば、それだけで家族を幸せにしてあげられます。
そして、見過ごしがちなのは自分の子供が小さい頃は後からやってこないということで、つい仕事が忙しいから、飲み会に誘われるからなど忙しく毎日を過ごしていたらあっという間に子供が大きくなってしまいます。
小さい頃しか出来なかった抱っこや一緒に遊ぶことは、大きくなったらやることが出来ないとしたら、何を優先するかを見つめなおすことが出来るかもしれません。
そして、人が亡くなる時に後悔することの1つは、仕事を忙しくやりすぎて家族とちゃんと時間を過ごせなかったということだそうです。
それでもどう生きるかは自分の自由ですが、そうした先に経験した人の声を参考にすれば、どちらを選んだら後悔の無い人生になるかは見つかるかもしれません。