体を冷やすと病気になりやすい?冷えを改善する食事法とは?
よく、体を冷やすと体に良くないといわれますが、なぜ体を冷やすことがいけないのでしょうか。それは、体温が低下すると共に体の細胞の活動が少しずつ停止していってしまうからといわれています。
これによって、細菌などをやっつける細胞なども活動を停止することで、免疫力が低下し病気になりやすくなるといわれます。なので、寝るときや動くときは体を冷やさないようにするというのが当たり前の感覚になっているのではないでしょうか。
ですが、いくら暖めても冷え性や冷たい食事をメインで取る人は慢性的に体が冷えることがあります。そういったときに効果的な食事があります。
生姜やにんにくを食べる
生姜が体を温めるということは聞いたことがあるかもしれませんが、生姜にはジンゲロンとショウガオールと呼ばれる成分が含まれているため、これらが汗をかく量を増やし、血液をきれいにしてくれるため、体を温めてくれます。
ですが、生姜が好きな人もいれば嫌いな人もいるので、すんなり食べれる人と全く食べれない人に分かれると思います。生姜が食べれないという人は、ジューサーやミキサーなどで果物のジュースに入れて飲むと自然な味で飲めるでしょう。
そこまでクセがあるものではないので、果物との相性は良く、飲みやすいジュースに仕上がるでしょう。にんにくも体を温める効果があるとされています。にんにくは独特な匂いがあるため、調味料として重宝されますが、生で食べるのは厳しいかもしれません。
ジュースにしても独特な匂いがあるため、食べやすいのは蒸かしたり料理のトッピングとして入れるなどすると、美味しく食べれて体を温めることが出来るでしょう。
炭水化物を取る
体をすぐに温めたい場合は、炭水化物を取ると効果があります。炭水化物は体を温める効果を持っているというよりも、消化や新陳代謝を活発にすることに効果があります。なので、より代謝量をも上がり、体が温かくなってきます。
野菜や果物は体を冷やすから食べないほうが良い、もしくは煮るなどの調理をしてから食べると良いといわれますが、これには考え方が分かれていて、そのまま食べることで酵素を壊さず体を元気にするという考えもあるので、あくまで自分に合ったほうを選んだほうが良いでしょう。
また、生の野菜や果物に含まれる酵素やアミノ酸を毎日摂取していると、体の酵素量やたんぱく質が増えてきて、いつも以上に元気になることも事実としてあるようです。
ゴマやナッツなどを取る
肉や魚などのたんぱく質も体を温める作用がありますが、ゴマやナッツは消化にかける負担も少ないながらも体を温める効果があります。基本的には炭水化物やたんぱく質は体に入れると消火活動や新陳代謝によって体が温まるのですが、その中でも消化は体にかかる負担の中でも大きいものです。
消化の負担が大きいと眠くなったり疲れやすくなったりし、野菜や果物などから取れる酵素やアミノ酸がないと免疫力が低下するともいわれています。ですが、ナッツやゴマなどは肉や魚などの動物性たんぱく質ではなく植物性たんぱく質で出来ているので、体にかける負担はそこまで大きくないとされています。
それでいて、自然本来が持っている純粋な栄養も取ることが出来るので、体にも良く体を温めてくれる効果を期待できます。
こういった食べ物で冷えの解消につながりますが、それでも慢性的な冷え性などによって効果が表れない人もいるようです。そういったときは、なぜ慢性的な冷え性になったかを調べてみるといいでしょう。
特に激しいスポーツや慢性的に姿勢が悪い人などは、体の元々の位置にある神経やリンパ、骨などがズレることによって全身の流れを止めている場合があります。
指先などの末端まで血液が行き渡るようになるために、1日30分程度の有酸素運動をしたり、ヨガや整体などで骨の位置を元の場所に調整するなどすると、より元気が出たり冷え性解消につながることも多いようです。
外側からカイロやストーブなどでいくら温めても温まらないとしたら体の内側の状態がズレていることからなっているんだ、ということを認識できれば、そこから新たに体の調整をし始めることが出来ます。
まずは生姜やにんにくを食べるところから初めて、植物性たんぱく質を含んだ食べ物をメインで食べるようにすることで、血液やリンパもきれいになり、体調が今よりも優れることが多くなると思います。