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泣くなんて男らしくない?感情を抑えることで起こる悪影響とは?

「泣くなんて男らしくない」こう言われて育った男性も多いのではないでしょうか。確かに男がなくのはみっともないから泣いてはいけないという風潮は今でもありますが、泣きたいのに無理やり抑えることは感情を抑えることにつながります。

泣くことだけではなく、怒りや悲しみも無理やり押さえ込んでしまうことは、後々デメリットがあるかもしれません。感情を押さえ込むことで起こる悪影響とは?

悪影響1.良い感情を感じる感性も鈍くなる

泣くことや怒ることはTPOを考えないと周りに迷惑をかけてしまうと感じることでしょう。だからこそ感情を押し殺す人も多いのですが、そういう人に限って後から別方向でそこで溜めた感情を噴出したりします。

また、ポジティブネガティブに関係なく感情を押し殺す癖がつくと、感情自体を感じる回路が鈍くなってきて、怒りや泣くことなどが少なくなったとしても、それに加えて幸せや楽しみといった感情も感じにくくなることがあります。なぜかというと、感情自体にポジティブもネガティブもないからです。

それはあくまで人間が考えた言葉で、本来は全てが中立で出来ています。そこに分かりやすいように感情によってポジティブネガティブに分かれるわけですが、全てが中立であればどこかの感情を抑えることで、違う部分の感情も抑えられることになります。

人間は感情を感じることで人生の喜びを感じることが出来るものなので、その中心源となる感情が抑圧されると、人生の醍醐味を失うことになりかねません。ですが、怒りや泣くことはやはり行き過ぎると迷惑をかけると思う人もいるかもしれません。そういうときに効果的なことは、抑圧せずに中立的な視点で感じるということです。

というのも、悲しいや感謝という気持ちが出てきたときに涙も出てきますが、もし抑えたい場合は「今自分は感謝という気持ちを感じてるんだなぁ」と認識をして、それを全身で感じるようにします。そうすると、ある意味感じすぎなくてよくなり、それでいて抑えることにもならないので、おすすめの方法です。

悪影響2.別方向から感情が噴出する

怒りや泣くことなど、一般的にネガティブと思われる感情は抑えたいという人も多いですが、それをグッと抑えることを続けてしまうと、ある日突然溜まってたものが溢れ出ることがあります。

「キレる」という言葉はこれに当たりますが、イライラなどをずっと溜めていたりすると、相手への感情が溜めてきた分が噴出することにつながります。これは、怒りだけではなく泣くことも同じです。

泣くのはいけないことと思い、ずっと感情を感じないように生きてきた人であれば、思考だけで頑張ろうとしても、どこかの時点で息切れすることがあります。そのときにこれまで感じたことがないほど大きな感情に飲み込まれることがあります。

それは人によってはウツという形になるか、涙がずっと止まらない状態になるか、違いますが、やはりどんな感情も抑えてしまうと危険性があります。

悪影響3.感情を抑えていることが分からない

感情を抑えることは意外にも簡単に出来ます。特に学校教育を受けてくる中で、自分が受けたくない授業を50分近くやらないといけないという時点でやりたいという感情を押し殺していることになります。

だからこそ、大人になってから自分がやりたいことが分からないという人が増えるわけですが、小さいころから感情を抑えて生きているということが分かります。意外にも簡単に抑えられるので、どこまでが抑えているのか抑えていないのかが分からないこともあるでしょう。

そういうときは、自分が今感じたい感情を感じているか?を意識してみてください。自分が楽しいという感情を感じたいなら、その活動から感じることが出来ているのか?などです。

これには慣れが必要で、特に感情を押し殺して生きてきた人は自分が何を感じているかも分からないでしょう。ですが、慣れてくるにつれ自分の感情に敏感になることが出来るので、自分のやりたいこと、やりたくないことをすぐに判断出来るようになります。

そうなると、自分がやりたいことに対して情熱を向けることが出来るので、人生がより楽しくなってくるでしょう。

感情は人間における最も大切なテーマといえるものですが、どこでも教えてもらえるものではありません。いくら思考で「これは面白い、楽しい」と考えていても実際にやってみると楽しくなかったということは経験ある人も多いと思います。

逆に全然面白くないと考えていたものでもやってみると意外とハマってしまったという経験もあるかもしれません。このように、人間の思考と感情にはある程度ズレがあり、思考では怖いと思うことが案外感情的にとても楽しいことだったりします。

こればかりはやってみるまで分からないので、ここでも指標となるのは自分の感情で、「楽しそうだけどちょっと怖い」というものをやってみるときっと自分が楽しめることにつながるでしょう。

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