つらい花粉症を緩和させる?花粉症の時にとりたい栄養素
花粉症に悩まされている人は多いのではないでしょうか?花粉症の患者数は1説には2000万人以上とも言われており、もはや花粉症は国民病といっても過言ではないでしょう。
花粉症のメカニズムを簡単に説明すると、体に入ってきた花粉を異物と認識してキャッチした細胞が破壊されることによっておこります。細胞が破壊されることによってヒスタミン、ロイコトリエン、プロスタグランジンと呼ばれる物質が放出されて、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状がおこるのです。
市販の薬はヒスタミンの働きを抑えたり、アレルギーに関係する伝達物質が放出されるのを防ぐ作用があるものがほとんどです。ここでは、花粉症になってしまった時に症状を軽くさせる効果が期待できる栄養素を紹介していきます。
MSM(メチルスルフォニルメタン)
日常では聞きなれない栄養素であるMSMは、有機硫黄として肉や魚などの様々な食品に含まれている栄養素です。炎症を抑える作用があるので、関節炎などに効く天然の痛み止めとして健康食品市場では一定の知名度を得ています。
MSMはアレルギー性鼻炎などの炎症にも効くというデータが報告されており、花粉症患者にはおすすめの栄養素です。なおMSMは通常の食品では充分に取れないためにサプリメントなどを利用して摂取すると良いでしょう。
ビタミンC
ビタミンの中で1番メジャーであり、様々な健康効果をもたらすビタミンC。日焼けによるシミ、そばかすを防いでくれる効果がクローズアップされているため、美容のビタミンというイメージが強いですが花粉症にも効果を発揮します。ビタミンCはアレルギーを発生させる物質の働きを弱める効果もあるので、花粉症の人はしっかりとビタミンCを取りましょう。
その他
MSMやビタミンC以外にも花粉症に有効な製品として乳製品や甜茶などがあります。これらの製品は作用するメカニズムこそ違うものの花粉症に対して一定の効果が期待できるので併せて摂取することをおすすめします。
花粉症は1度患者になってしまうと、対症療法が中心になります。上記の栄養をしっかり摂って、少しでも花粉症を和らげるように心がけましょう。