「果報は寝て待て」と「引き際は大切」の境目はどこ?~後編~
本当に成功する人は心眼を持っている
人間というものは、人に言われて簡単に夢を捨てられるような生き物ではありません。心がその夢を捨てない限り新しいことに本気にはなれないのです。だから、とことんやってみる必要もあるのです。
愛する人の夢は応援したいものです。経済的に独立しているなら恋人の夢を女性だって応援したいのです。いわゆる彼の夢に投資するのです。貧乏でも、夢にかけた生活は楽しいものです。
でも、彼の夢が彼女の人生を狂わせるような犠牲を払うのであれば、それは引き際のサインです。人の人生を犠牲にしてまで叶えないといけない夢なんて無いと思うからです。また、本物の才能は一時愛する人との生活を守るために夢から遠ざかったとしても色あせるものではありません。
本物の才能なら、必ずまたチャンスが訪れるものです。人生は巡り巡るのです。才能があっても夢を叶えることができない人もたくさんいます。それも運命です。夢よりも大切なものを選んだのなら、後悔せずにその道に希望を持って生きていけるほどの人物なら、きっと何かをやり遂げる人でしょう。
「引き際を決める」のはあなたです。現実から目をそむけることなく真実を見極めることができるのは、引き際を決める勇気のある人だけです。この勇気のある人は、「果報は寝て待て」と「引き際」の境目がわかる心眼を持った人だと思います。
心眼とは、心の目によって見えない真実を見抜く力のことです。時代劇で、目をつぶって相手の動きを気配で察知して敵を倒す武術等で出てきます。また、科学的な推論に置いて目に見えない物質の本質を理解する等科学の世界でも使われます。
つまり、目や耳の五感で感知することができない情報を経験や想像力で先を予測する能力です。そして心眼を持つ人は、心の声を聞いて自分の才能が夢を叶えるほどのものかどうかの判断ができるのです。
それに才能のある成功者には、どういうわけか運を運んで来るような運のいい味方(恋人や妻)が付いているものです。人間一人では何もできないということでしょう。