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「果報は寝て待て」と「引き際は大切」の境目はどこ?~前編~

才能があるなら、辛抱をしてその時が来るまでひたすら修行を続けたらチャンスは必ずやって来るものです。「幸運の女神には前髪しかない」ということを知っていますか?

必ず前方からやって来て、あっという間に通り過ぎるのです。通り過ぎる前に前髪を掴めたら幸運の女神の恩恵にあやかれるのだそうです。しかし、一瞬の隙に通り過ぎてしまったら、もう前髪を掴むことができません。才能があるなら幸運の女神は時が来たら必ず訪れてくれます。「運も実力のうち」というので、そこまで待てるかも才能の一種でしょう。

一方、才能が無いのに、自分の運の悪さを世間や他人のせいにして夢にしがみついている人は周りを不幸にします。自分の才能を信じて応援してくれる人がもし一人もいなくなったら、ある程度諦める潮時ではないかと思います。「大切な人を不幸にしてまでしがみつくものはない」という周りを見る目を失わないようにしていれば、潮時を見誤ることはないでしょう。

夢を叶える才能の有無はどこで見極めるの?

「もう少し待ったら幸運の女神がやって来るかもしれない!」夢を追いかけている多くの人がこのように思っているものです。でも、才能も無いのに夢に縛られてそこから抜け出せない人がいるのも事実です。

「果報は寝て待て」ということわざもあります。「努力の成果は自然とやって来るものだから、やるべきことをやったら寝て待つくらいの余裕が必要だ」という意味です。努力の成果はやって来るものです。でも、それが望んだ通りの結果とは限りません。

あなたの望んだ通りの結果があなたの人生において良いことだとは限らないからです。もしかしたら、その夢を諦めたために良いことが舞い込んで新たな夢ができるかもしれません。或いは、今諦めたことで、違う世界での経験が元々あった才能に磨きをかけ遅れて才能が開花することもあるのです。

将来開花するかどうかわからない夢に向かって生きるのは大変な意志力が必要なのです。独りで夢を追いかけるのは自由です。しかし、その夢を心から応援する人がいる場合、その人の声を聞きましょう。

恋人や妻が応援している間は、あなたの夢には才能がある可能性があります。あなたを愛する人はあなたを客観的に見ています。あなたに才能が無いことがわかっていて、あなたの夢を壊したくなくて家計を支えて応援している場合もありますが、妻に経済力があるならそれはそれでいいでしょう。

妻は才能の無い夫を応援することで自己満足しているのかもしれません。しかし、夫はそういう妻の気持ちをわかるはずです。どんなに認めたくなくても、自分の才能に限界を感じ始めるのは自分が一番初めだと思うからです。ただ、認めたくないだけなのです。自分を応援してくれる妻の気持ちに応えたいと思う男のプライドもあるでしょう。

しかし、だれもが相手の心を大切にするあまり、現実から目をそむけて相手が喜ぶようにふるまっているなんて、現実逃避にしかなりません。これを続けている限り、本当の幸せは訪れないでしょう。自分で夢にけじめを付けて引き際を決めて思い出にしてしまう決心をすべきです。

テレビの芸能人の占いをしている番組で、「前の彼を思い続けている限り前の彼と縁が切れません。過去の恋のことは一切忘れないと新しいご縁は生まれないものです」というようなことを聞いたことがあります。夢も恋も同じではないでしょうか?夢を完全に諦め封印しないと新しい運は訪れないということなのではないかと思います。

あなたの才能を応援してくれる人がいて、それができる環境で、心から才能に賭ける気持ちでいられるときは、応援してくれる人の気持ちに応えるためにもがむしゃらに芽が出るまで頑張るべきでしょう。でも少しでも心の声が異を唱えているなら、いくら周りが応援していても夢を捨てる勇気が必要です。

一方、心の声が何と言っていても、あなたの才能を信じてくれる人がいなくなったり、あなたの才能に賭ける環境で無くなったら、今は運が味方してくれていない、或いは時期ではない、と諦めるべきでしょう。いわゆる「潮時」というものです。周りの同情や犠牲に支えられた夢なんて、道化のようなものだということに気付きましょう。

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