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夏のドライブ!高速道路の渋滞事情と渋滞対策は万全ですか?

夏休みシーズンに入った。海や山へ、家族で、仲間同士で、恋人と出かけることも多くなる。ドライブで遠出もするだろう。高速道路を利用することも増えてくる。高速道路のドライブとなると危惧するのが渋滞だ。一昔前は料金所から渋滞で何時間も動かないことが多かったが、最近はETCの普及で料金所の渋滞は極端に減った。

80%以上の車がETCを装備しており、交通集中による渋滞は随分減った。しかし依然として交通集中による渋滞はある。高速道路の渋滞の約70%が交通集中による渋滞で、事故や工事による渋滞は25%程度だと言われている。前者の渋滞は車の流れが止まることなく緩やかながら流れる。後者の渋滞は車線が一つ封鎖されているため車の流れが止まってしまう可能性が高い。

交通集中による渋滞は、上り坂とサグ部に集中している。交通集中による渋滞の2/3を占めている。スピードが高めの下り坂から上り坂にさしかかるとスピードが落ちやすい。四~五台程度であれば、渋滞になることはないだろうが、集中すると渋滞になりやすい。

高速道路の渋滞対策

高速道路移動中は渋滞情報に敏感になっておきたい。ラジオや携帯電話、PAやSAでも情報入手はしておきたい。料金所からの渋滞が解消された今は、時速20km程度のゆっくりした流れの渋滞だ。注意したいのは車の流れが止まる可能性がある事故と工事の情報だ。

それでも交通集中から発生する渋滞には誰もが苛立ちを覚えるだろう。渋滞になると少しでも先へ行こうと追い越し車線に移動する車が多い。逆に左車線にとどまる車は少ない。

心理の盲点を突けば、左車線にいる方が先に進む。渋滞の中車線変更をする人は少ない。高速道路情報などで『この先渋滞』の案内が出ると、右に車線変更せずに左車線に残っておく方が良い。また左車線ならPAやSAに入りやすい。

PAやSAでも、心理の盲点を突く。人は少しでも近いところに車を止めたがる。それなら遠方でも駐車スペースが空いていれば、駐車してしまう方が良い。同乗者への気遣いも理解できるが、駐車スペースを求めて混雑している中をグルグル回るより、手早く駐車してすぐに休む方が良い。

一昔前なら渋滞となると30分~1時間は完全に車の流れが止まってしまうことを覚悟していた。車内でのゲーム、カラオケ、DVDなどは必須だった。今は完全に止まることは少ないようだが、それでもPA-SA間は25km離れている。SA-SA間となると50km離れている。2時間余分に時間を要することを考えれば、携帯トイレを用意しておいて損はない。

最後に一言申し上げると、わざわざ渋滞に巻き込まれる時間帯や時期に車で移動することは極力避けたい。渋滞に巻き込まれることを恐れるより、巻き込まれないように計画を立てることを優先したい。

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