男なら誰が言ってるかわからない価値観を気にするな!
データや人の意見にばかり惑わされていませんか?
インターネットがなかった時代と比べますと、現代は驚くほどのデータや様々な人の意見を簡単に見ることができます。 一方で、それによって気持ちがグラグラと揺れ動きっぱなしという人も少なくはないのかもしれません。
「女性に嫌われる男性の行動ベスト10」というデータが出ていれば、それを見て頷いたり一喜一憂してみたり…かと思えば、昨日までとはまったく反対のことが書かれているにも関わらず、うんうんその通り!と妙に納得したり…しかし、本当にそんな自分でよいのでしょうか?
人から、右を向けと言われたらなんの疑問も持たずに右を向き、今度は左と言われたら凄い勢いで左を向くといったことを繰り返していると、人の意見を聞かないと動けないようになってしまうかもしれません。人の意見やデータを参考にするのはよいでしょうが、それが全てだと思うと自分の意見がなくなってしまう可能性もあります。
ランキングなどのデータになりますと、数の力につい信じてしまいがちですがよく考えてみましょう。例えば、「男性から見たこういう女性は嫌われる」というランキングの上位にも、自分はまったく気にしないけどな~と思うようなことがありませんか?
それが大多数の意見であっても、絶対に全ての男性に当てはまるという訳ではありません。ランキングのデータ通りに行動したにも関わらず結果がよくなかったという場合もあるでしょう。つまり、参考にはなってもそれが絶対ではないということです。
その価値観や意見は本当に自分のもの?流されてばかりいると…
「そんなことは言われなくてもわかってるよ」という人が大半でしょうが、経験の浅い人ほど参考にするつもりが、いつのまにか絶対になっているろいうような場合も多かったりします。そうなってしまいますと、誰が言ったことでも多数意見のほうに流れやすくなってしまうでしょう。
意見を変えるということ自体は別に悪いことではありませんが、自分の意見を持たない場合は変えるというよりも流されているといったほうが的確かもしれません。その結果、よくない結果になってしまった場合には、流れに扇動した人を責めるのかもしれませんが、自分の意見を持たなかったという己自身も責めるべきでしょう。
「大丈夫!ちゃんと自分の意見や価値観を持っているから」という人もいるでしょうが、それは本当に自分の意見や価値観なのでしょうか?
本当に自分の意見や価値観を持っている人というのは、その根底に確かなものがあったりするものですが、根底に何もない場合は気分や一時の感情が、自分の意見や価値観だと思っている場合もあります。
単なるその時の気分や、一時の感情にいくら他人の意見や価値観で肉付けしたとしても、根底に確かなものがなければ崩れ去るのも早いでしょうし、またすぐに別の人の意見や価値観に脱ぎ替えるということも多くなるでしょう。
データや、他人の意見や価値観を参考にするのはよいですが、肝心の自分がなくなっていたということにならないように注意しましょう。そして、たまには自分の意見や価値観の根底にあるものはなんだろう?という疑問を持つのもよいでしょう。