今の人生に変化を起こす、気付きを与えてくれる力強い質問
「今の人生はなんか違う」そんなことを思うのは、子供よりも30代以降の大人の人が持つ疑問のようです。10代のころは勉強をしてもその後自分のやりたいことに没頭出来たかもしれませんし、20代も仕事や遊びにガムシャラに動き回ることでよかったかもしれません。
ですが、30代になって落ち着いてくると、自分の人生を客観的に、冷静なところから見る人もいて「自分は何をやってるんだろう」と冷静に考える人もいるようです。いつからでも自分らしい人生を送るのに遅くはありませんが、それをより加速させる質問があります。
生きるのに必要な最低限のお金は?
人はお金の不安のために、生活の安定のために毎日仕事に忙しくしていますが、実際これくらいあれば生きていくことは出来るだろうと計算している人は少ないようです。曖昧な不安に対して一生懸命仕事をしても、それに振り回され続ける可能性があります。
実際に生きていくだけの必要なお金はそこまで働く必要がない金額かもしれません。もちろんその仕事が楽しくて自分のライフワークであれば言うことはありませんが、もしそれがやりたくない仕事で体も心もストレスを感じているなら、そこまで自分の身を削って曖昧なもののために頑張る必要はあるでしょうか?
それよりも、曖昧なものを確実にして、最低限働けばいいことを知り、後は自分のやりたいことを増やす時間を増やした方が、人生をより自分らしいものに出来るのではないでしょうか。
また、やりたいことをお金に繋げるために時間をかけることも有意義で、それが仕事になれば毎日ワクワクした生活に変えることが出来るでしょう。
大きな家や車を何十年の借金で買って、そのために毎日働くこともいいかもしれませんが、自然の中で自給自足をしている人は、年に10万円も必要がなく楽しく暮らしている人もいます。
それくらいお金に対して余裕が持てると、必要以上にお金に振り回されることは無いかもしれません。お金を稼ぐことが人生の意味であるならいいでしょうが、大抵の人はそれよりもお金によってより便利な生活が出来るということだと思います。
ですが、便利な生活に振り回されるのと、自由に暮らすのとでは、選ぶ余地が出てくるかもしれません。
今、感謝していることは?
感謝は、今が困難な状況に思えてもそこから気持ちをガラっと変えてくれる力を持っています。もしお金を沢山持っていても、持っていないものにばかり目が向いていてれば、その人は幸せといえるでしょうか?
どれだけお金を持っている人でもそのお金がなくなる不安に気持ちが向いてしまう人もいるようです。感謝することは、すでに持っているものに意識を向けるというものです。
今に不満がある人は持っているものより、持っていないものに意識が向き、もちろんそのバランスも大事で本当の不満に目を向けることも大切ですが、必要以上に不満を感じることは欲望に振り回されているといえます。
物欲や禁欲には歯止めがなく、最初目標にしていたラインを達成しても、さらにお金や物が欲しくなるのは、自分が本当に求めている不満ではなく人から良く見られたい、もっと愛されたいといったニーズに意識が向き過ぎているかもしれません。
たとえ物やお金がなくても自分の体があり食べれる食べ物がある、家や車がなくても自然の動物や草木などと一緒にいることが出来る。今ではアニマルセラピーや森林浴、カラーセラピーやリズムセラピーといった、自然による力が人を癒すとされていて、それは元々人が持っていた心の安らぎかもしれません。
ですが、便利になるにつれ、そうした自然に触れることも少なくなれば、心の癒しを元の自然に求める人もいることでしょう。すでに持っているものに感謝し始めると、自分は多くのものを持っていたということに改めて気付くと思います。
人生のバランスは取れているか?
もう1つしておきたい質問は、自分の人生のバランスは取れているかということです。健康のバランスは現代人の気になるテーマですが、そもそもその原因となっているストレス発生源などを見つめなおすことも大切です。どれだけ健康に気を使っていても、やりたくないストレスがたまる仕事をずっと続けていれば、健康になれるでしょうか。
また、やりたい仕事だったとしても1日中そのことばかりやっていて、家族や友達、恋人と過ごす時間を忘れていないでしょうか。人間が感じる幸せは仕事から得られるだけではなく、家族や友達、恋人と過ごす時間からも沢山得ることができます。
自分の趣味に時間を当てたり、自然に体を置いてリラックスすることかもしれません。人生のバランスを取ることは自分の心のバランスを取ることにも繋がります。こうした質問をしていると、より力強く自分らしい人生に踏み出す後押しをしてくれるでしょう。