ボーリングの倒し方から学べる、大事なことをやる人生の進め方とは?
ボーリングを見ていると、面白いことが分かります。真ん中の1つのピンに当てると後ろにあるピンも倒れるということ、これは当たり前のことで誰でも分かることですが、はじのピンを倒しても1つのピンしか倒れません。これは人生で何かのヒントになるかもしれません。
ボーリングから学べる人生哲学
ボーリングだけじゃなく色々な事柄から人生に当てはめてヒントを得ることが出来ますが、ボーリングの倒し方もその1つです。
なぜ同じ1つのピンに当てるんでも他のピンの倒れ方が違うのか、それはピンの配置しているところが違うから、それは誰でも分かると思います。
じゃあこれを仕事に当てはめてみると、1つの大きな仕事をやったら他の仕事はやる必要がないこと、もしくは1つの小さな仕事を10個こなさないと1つの大きな仕事みたいな成果にならないことなら、どちらが効果的でしょうか。
もちろんその小さなこと1つ1つが楽しくて自分らしい人生と感じるならそれは大切ですが、もし1つ1つやっていていつまでたっても先に進まない、それ以上に楽しくなくゴールが見えなくなってる、進むゴールも曖昧なら、小さなことを沢山やることは大切でしょうか。
1つのことをやると他の小さな事がどうでもよくなる、それは仕事だけじゃなく人間関係でも健康でも、人生全般でいえることではないでしょうか。
健康でいえば毎日食べる食べ物の内容物をチェックしたりカロリー計算することが大切でも、食べ物自体を変えればカロリーも低く内容物もそれだけ気にしなくても健康的な食べ物はあります。
それは1つ選ぶだけで他のことがどうでもよくなる包括的なものであれば、小さなことをチョコチョコやるより大きなインパクトがあるかもしれません。
ボーリングのヘッドピンの倒し方と人生の関係
ヘッドピンを倒すと他のピン、全て倒れなくても多くのピンが倒れるので投げる回数は少なくて済みますが、端のピンから1つずつ倒していけば、10回投げないといけません。
例えば、やりたくない仕事を10回こなすのとやりたい仕事を1回やるのでは、やりたくない仕事で感じるストレス、才能が発揮出来ないことで自信を失うこと、やりたくないことだから思うように上達せず、一流になることが出来ずにもっと上達している人へと仕事の交代など、それも10回も繰り返さないといけないかもしれません。
ですが、やりたい仕事を見つけるのは大変かもしれませんが、一度見つけてしまえばストレスも少なく自分のやりたいことに夢中になれて、その情熱が毎日を楽しくしてくれて年数がたつごとに腕が磨かれて、その仕事=自分と周りの人から見られるようになれば、仕事が求められるようにもなるでしょう。
そうなればそれからわざわざやりたくない仕事を9回繰り返す必要もなく、やりたいこと1回でやりたくないこと10回繰り返しても得られない仕事への情熱や夢中さ、それをしている自分を好きになる感覚や自分らしい人生を生きているという感覚が得られるかも知れません。
人間関係でも、何十億人といる中で一生のうちに仲良くなれる人は500人程度であれば、あまり付き合いたくない人とずっといるより付き合いたい人と時間を過ごして500人増やしていくことも出来るでしょう。
もちろん人それぞれ何かの出来事によってしょうがなくその状態になっている人もいて、それでもその人といたいならそれが付き合いたい人になると思うので、あくまで自分がどんな人と付き合いたいかで変わると思います。
自分らしい人生は、頭ではなく心で感じるもの
そして大事なことの中の1つに「自分らしい人生を生きる」というテーマがある人もいると思います。それなら仕事でも恋愛でも人間関係でも、自分らしい人生という大きなテーマから考えることが出来ますが、そこで起こりがちなことは自分らしい人生を頭で考えることです。
「こうなったらいいな、これもあったら素敵だな」そうして夢を膨らませることは素敵なことで方向性を変える大事なことでもありますが、実際にそうなってから感じることが違う時があります。
「これさえあれば」「こうなれば」自分らしい人生になると考えていたものが手に入り、そうなったとしても自分らしいと感じない、それは心で感じるものだからです。
なので、人によっては必至に何年もかけて頑張って理想の姿になったのに、そこにも自分らしさや幸せはなく頑張り続ける人生しかなかった、そこで人生疲れたという理由で命を絶つ人もいます。
自分らしい人生は何かを手に入れて見つかるものじゃなく、心で感じることなのでいつも自分のやる些細なことから見つけることが出来ます。
何をしたら夢中になれるでしょうか?面白いでしょうか?自分らしい人生と感じるでしょうか?そうしたものを見つけて感じていくうちに、本当に大事なもの、ヘッドピンを倒すと他も倒れるような大切なものが見つかると思います。