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子供のいじめ問題解決に探偵が介入!?その効果は?~3/3~

これからのいじめ問題に対する教育

昔の学校は確かに信用ならないかもしれません。でも10月からは『いじめ対策施行法』によって学校は変わったのです。いじめ対策が遅れたら校長を初め、担任教師やその他学校職員は教育委員会から厳しいマイナス評価を受けるのです。

これからの教育は、いじめ問題の親の報告を無視すると、教育委員会に訴えられその教師は処罰の対象となります。そのため、学校職員全体がいじめ対策に積極的になったのです。

その結果、先生も生徒もいじめに敏感になりました。生徒会自治でいじめ問題に取り組んだ学校でも多くなりました。

教育評論家の尾木直樹先生によると、その学校で「先生、真面目にいじめに取り組んでいるのに去年よりもいじめが増えたよどうしてだろう」と生徒から尋ねられたそうです。

そこで尾木先生は「それは皆がいじめに敏感になったからだよ。来年からはどんどん減っていくと思うよ」と答えたそうです。

つまり、今まで水面下に潜んでいたいじめが表面に出てきたに過ぎず、或いは、生徒自身がいじめに敏感になって今までいじめとも思わなかった行為を「いじめ」と思うようになった証拠だと、尾木直樹先生は某テレビ番組でいじめについて意見を述べられていたのを聞いたことがあります。

「いじめを黙って見ている行為」もいじめだという認識が強まったのもその原因でしょう。いじめの首謀者だけでなく、強要された人も、見ていた人も皆いじめの加害者なのです。

さらに、言葉の暴力や無視や仲間はずれもいじめと認識され始めました。だからいじめが増えたのです。これら生徒会に報告されたいじめの対策によって、来年度からはいじめがぐっと減ることでしょう。

このように、生徒の意識を変えることで、いじめを解決するのがいじめも無くなり友情も深まり子供にとっては良い結果となるでしょう。

でも、子供同士で解決できない問題は、すぐに教師や親に報告し、親や教師が一緒になって考え、重篤な問題と判断されたら警察と連携していじめを抑え込まなければならない場合もあります。警察が介入すれば、加害者の心のケアもしてくれます。

刑事事件にまで発展する重篤ないじめをする子供の心は既に壊れているのです。その原因を警察が児童相談所や心理カウンセラー等専門家の協力を得て更正させてくれます。

子供の心が壊れるには、必ずその原因があるのだそうです。その原因を解明して心の闇を晴らしてもらわなければ幸せな人生を送れません。

「子供の未来」「子供の人権」と加害者側のことを学校が言っていますが、子供のためには更生させないで成長させる方が将来大きな犯罪を起こし一生を棒に振ってしまうのです。今なら心の更生もしやすく、人生をやり直すことができるのではないかと思います。

つい最近ですが、『いじめ対策推進法』によって、学校全体のいじめに対する取り組み方が変わったのです。これからの学校は、もう少し信じても良いのではないでしょうか。

それでも重篤ないじめが改善されないなら、子供を守るために、いじめ対策に取り組んでいるという安全な学校に子供を転校させようと私は思います。

探偵を使ってでもいじめた子とその親に謝らせ、反省させたいと思う気持ちはあっても、子供の心の成長のために、「負けるが勝ち」の方法で『いじめ対策推進法』の基本施策が進んだ学校に転校させるのも良いのではないかと思います。

これからは、探偵を使った自己制裁は賢明でないように思います。

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