一度断念した方にこそ読んでほしい、絶対に出来るジャズ再入門!
J-POPやロックに飽きた方が、次に向かうのは大体がジャズかクラシック。
最近では喫茶店などでもよく流れているため、「ジャズは雰囲気があるな、お洒落だな」なんて気持ちで手を出す方も多いでしょう。しかし何から聞いて良いのかわからない!
名前を聞いたことのあるアーティストのCDを買ったら、なんか思っていたのと違った!
そんな経験をする方が多いのです。
あなたが想像していたようなジャズはどこにあるのか?
一度ジャズを断念した方でも、これさえ読めば確実に再入門できます。
有名なアーティストは、入門用ではない!
デューク・エリントン、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、また映画になったこともあったので、チャーリー・パーカーも有名です。
いずれもジャズ・ジャイアンツと呼ばれるような、数十年前から多くのファンに愛されてきたアーティスト。
なのですが…、実はここに挙げたどのアーティストも入門者には少々きついのです。
ちなみに私が初めてCDを買ったとき、名前を知っているからという理由で、チャーリー・パーカーを選びました。期待に胸を膨らませ聞いてみましたが、がっかりでした。
録音状態は悪いし、演奏も何をやっているのかさっぱりわかりません。
うるさいだけで、素直な感想は、「なんか思っていたのと違う…」です。
私と同じような経験をしてきた方も多いでしょう。
そして、多くの人はここでジャズ入門を断念してしまうのです。
チャーリーパーカーを例に挙げましたが、他の3アーティストも似たようなものです。
デューク・エリントンは更に古い演奏です。
マイルス・デイビスは、更にカオスです。ジョン・コルトレーンは、うるさすぎて聞いていられません。そう、私は何度もチャレンジしたのです(笑)
どれもこれも、喫茶店でかかっていたようなお洒落な雰囲気とは程遠いものでした。
シンプルなジャズから入門すればよかったのだ
友人が持っていた1枚のCDです。ブルーノートレーベルから出ている古いピアノトリオの演奏でした。
「喫茶店でよく流れる感じ…これだ!」
スリーサウンズというグループのアルバムでした。
ジャケットもお洒落で、まさに探していたものだったのです。
こう書くと、ミーハーだな、と思う方も多いでしょう。しかし趣味の入り口なんて、どれもこれもミーハーなもの。そのくらいでちょうどいいのです。
ピアノトリオや、そのトリオにサックスまたはトランペットが入ったくらいのシンプルな構成の演奏であれば、多くの人が入門しやすいはずです。
特に1950?60年代あたりのブルーノートレーベルの音楽だったら、比較的ハズレが少ないでしょう。
コアなジャズファンからみれば、王道中の王道らしいのですが、一般の方にはなかなか知られることが少ない情報です。
どうしても名前を聞いたことがあるアーティストに手を出してしまい、私と同じような過ちを犯すのです。
ジャケット裏で確認できること
ここを見ればどんな編成のバンドなのかがわかります。
間違ってもピアノソロやデュオ形式のような少人数、また6人以上の大所帯を選ぶことのないようお気をつけください。
とりあえずお気に入りの1枚が見つかったら、そこから少しずつ広げていきましょう。
そのときにもジャケット裏が役に立ちます。
例えば、お気に入りのアルバムの特にベースが気に入った!となれば、そのベースの人が参加している別のアルバムを聞いてみる、といった具合です。
そうやって少しずつ広げて行くこと。
一気に「通」になるのは無理なジャンルですので、1枚1枚を噛み締めるように聞いていけば、いつの間にかあなたも立派なジャズファンになっているはずです。