嫌嫌嫌~な人と上手く付き合うためのコミュニケーション術!
職場の嫌嫌嫌~な人と、仕事の打ち合わせをしなければならない。隣の人が鬱陶しい…そんなこと、よくありますよね。今日は、嫌~な人とのコミュニケーションの仕方について説明していきます。
1.嫌な人と関わることを避けても仕方がない
人間、仕事や学校など社会生活を営んでいる以上、嫌な人と関わることは避けて通れない場合もあります。そのような場合に、解決策として嫌な人と関わることを避けようとする人たちもいるでしょう。
確かに、嫌な人との関わり合いが少なければ、その分ストレスも少なくて済みます。しかしながら、嫌な人とのコミュニケーションを避けていては、いつまでたっても仕事が円滑に進まない、問題が解決しないという場合もあるでしょう。そういった場合を考えてみれば、嫌な人とのコミュニケーションを避けることが、最善の方法とは言えない場合もあるのです。
2.嫌な人に耐えるには
では、どうすれば、嫌な人とのコミュニケーションに耐えることができるのでしょうか。まず、行わなければならないのは、「体の調子を整える」ということです。
自分が疲れていたときのことを思い出してほしいのですが、ミスが非常に多くなったり、物事に対して我慢ができなくなったりしたことはないでしょうか。実際に、極度の疲労や睡眠不足になると、意志力、決断力が低下する、という心理学の実験結果が報告されています。
すなわち、自分の体調が悪いときに嫌な人とコミュニケーションをとると、自分の感情を我慢できず、爆発させてしまう可能性が高まってしまうのです。
ですから、嫌な人とのコミュニケーションが控えているのであれば、まず睡眠と食事をしっかり摂るなど、体調を整えてください。こうすることで、嫌な人とのコミュニケーションにも対処できる力が備わることになります。
3.目的を考える
次に、コミュニケーションの目的についても考えておく必要があります。なぜ、あなたはあの嫌な人とコミュニケーションをするのでしょうか。大抵、嫌な人とコミュニケーションをする場合、何かほかの目的のために、やむを得ずしています。とすれば、まず、「何のためにその人とコミュニケーションをするのか」ということを明確にしておく必要があるのです。
もしあなたが、「仕事のためである」「隣人とのトラブルを解決する」など、コミュニケーションの目的の明確化に成功したのであれば、多少嫌なことがあったとしても耐えることができるはずです。なぜなら、コミュニケーションすることによって得られる利益について考えることになるからです。
このように、コミュニケーションを行う意識についても、準備をしておく必要があるのです。
4.嫌な人とのコミュニケーション方法
では最後に、嫌な人とのコミュニケーション方法について説明いたします。なぜ特定の人間とコミュニケーションをとることが「嫌」になってしまうのか。それは、その人とのコミュニケーションが、あなたにとって不快な感情を抱かせるからです。
例えば、およそ不可能なことを要求してきたり、不快な感情を理由もなくぶつけてくることが想定されたりする場合に、「嫌」になってしまうのです。このような場合、もっともよい方法は、相手の「嫌がらせ」に対して、無視を決め込んでしまう、という方法が効果的です。しかし、無視ができないから、あなたは「嫌」な気持ちになってしまうのです。
そこで、自分が嫌な気持ちになってしまった場合には、あなたは感情的にならないように、自分の感情を相手に説明する必要が出てきます。もし仮に自分の感情を相手に説明しなければ、相手はあなたが不快感を抱いているということに気が付きません。ですから、自分がどう思っているか、ということを冷静に伝え、相手の態度を変えることが必要になります。
例えば「確かにあなたが怒っていることは理解できます。しかし、みんなの前で大きな声で怒鳴らないでください。そのことで私は大変傷ついているのです」などと、自分の心境を説明してみましょう。このように説明すれば、みんなの前で怒鳴りつけるということは、しなくなるかもしれません。
一方、あなたが感情を爆発させた場合、相手は、あなたが感情を爆発させたことに対して非難を始めることになります。例えば、夫婦や恋人、家族の喧嘩を考えてみてください。相手が感情的になってあなたを非難したことに対して、あなたはさらに非難をしたことはないでしょうか。
このように、あなたは自分の不快の感情をできるだけ冷静に相手に説明し、その感情を感情的にならないように説明することで、相手の態度を修正していくのです。こうすることで、相手の態度を徐々にいい方向へと誘導していくのです。
5.おわりに
嫌な人とのコミュニケーションは、やはり難しいものです。しかし、自分の体調や目的、感情をコントロールしながらコミュニケーションしていけば、きっと上手くいくはずです。これを機に、一度自分のコミュニケーションの方法を考え直してみてはいかがでしょうか。