最も痛手はガス代!?冬場の光熱費を削減して快適な生活のすすめ!
これからどんどん寒くなっていき、冬を迎えますが、毎年冬の光熱費が高くついていませんか?特に冬場は光熱費が高まり、ランニングコストが上がってしまいますから、なるべく光熱費を押さえる習慣を身につけて、光熱費を削減して快適な冬を過ごしましょう。
なぜ光熱費が上がるのか?
そもそも、なぜ冬場は光熱費が上がるのでしょうか?その理由は2つあります。まずひとつめが、冬場のガス代や電気代などは使用量が増えることに伴って単価が上がります。
そのため、冬場は光熱費がただでさえ普段よりも高くついてしまうのです。また、もう一つの理由としては、やはり冬場自体のエネルギー使用量の多さでしょう。
賃貸物件などでは暖房をガスに頼っているものも多いですし、給湯器やお風呂のお湯を作るのにも夏場よりも多くの熱量を必要とします。それによって、いつも以上に光熱費を使うことになるため、冬場の光熱費は高くつくのです。
冬に一番の痛手はガス代!?
冬場には電気代をはじめとして多くの光熱費が上がりますが、その中でも特に寒い地方で痛手となるのがガス代です。
先ほども説明した通り、冬場は単価が上がるだけでなく、ガス暖房を利用して膨大なガスを使用したり、お風呂にお湯を張ったり、シャワーを利用するなどの給湯器やボイラーにもいつも以上に多くのガスを消費します。
電気代も冬場は上がりますが、それでも電気はさほど問題ではありません。あまり寒くない地域で、ストーブや暖房を使わずに電気毛布やコタツ、電気ストーブなどを多用する地域では電気代が上がるでしょうが、それでも電気代はさほど問題ではないのです。
一番の問題はガスですから、ガス代をいかに安くしていくかが光熱費節約のポイントです。特に、電気代に関しては普段の生活から節約を考えていくことはできますし、電気の節約ができる方法は限られてくるでしょう。
しかし、ガスは特に冬場の料金が深刻な問題ですから、なるべく安く抑える方法を考えていかなければいけないのです。
極力ガスを使わないで済む方法を考える
ガス代を削減する方法は、コマメな日常の節約の繰り返しにはなりますが、極力ガスを使わずに済む方法を考えるべきです。たとえば、ガス暖房にも電気暖房にもそれぞれメリットがあります。
ガスストーブはスイッチを押してから起動するまでに時間がかかりますし、部屋を広く暖めるのには向いていますが、小規模を暖めたい場合や節約をしていきたい場合には、あまり向きません。
そこで、あまり動かないときや小規模だけを素早く暖めたい場合には電気ストーブがベストです。スイッチをつけて素早くヒーターが暖まりますし、本当に小規模にはなりますが、あまり動かない場合にその近辺だけを暖めるのであれば電気ストーブはおすすめです。
また、なるべくガスコンロを使うときもIHや瞬間湯沸かし器と組み合わせて使っていくといいでしょう。IHクッキングヒーターはホームセンターなどで安く手に入りますから、お湯を沸かす際やほんの少しの料理を作りたい時には、IHでじゅうぶんなことも多いです。
給湯器やガスコンロの元栓を使わない時に極力締めるようにすれば、ガスの自然消費を防ぐことができますし、給湯器はなるべく使わないときは電源を切っておくと、給湯器内の水温が下がって勝手に給湯器が回りはじめるのを防ぐことができます。
都市ガスで低コストな光熱費を!
また、現在住んでいる家に関しては仕方ないですが、もし賃貸にお住まいで、今後引越しを検討されている方は、都市ガスの賃貸を検討されるといいでしょう。
現在、ガスの使用率はプロパンガスと都市ガスがちょうど半々ぐらいの割合を占めています。
そして、物件やお住まいの地域によって都市ガスが引けないところもあるので、そういう地域ではプロパンガスに頼るしかないでしょう。しかし、プロパンガスと都市ガスでは、冬場のガス代が倍以上にも違いが出ます。
特に寒冷地で、ガスストーブを使うような地域ではそのガス代はたとえ単身者であってもかなりなものになりますから、ガス代が倍以上違うということはとても大きな痛手となります。プロパンガスの物件から都市ガスの物件に引越すだけでも毎月の光熱費は驚くほど低くなるでしょう。
筆者の単身生活の経験では、都市ガスの賃貸でかなり頻繁に友人を呼んで飲み会やパーティーをした月であっても真冬のひと月のガス代はせいぜい7000千円を切る値段でした。
しかし、プロパンガスの賃貸では、真冬の光熱費は毎月15000円にも上り、その差は倍以上です。ガス代が半分以下に削減できたらそのお金を何に使えるでしょうか?少なくとも毎月のやり繰りはだいぶ楽になるはずです。
オール電化で更に低コスト!
また、もっと便利な賃貸選びとして、オール電化の物件も近年では増えてきています。オール電化ではガスを一切使わないため、季節によるガス代の高騰やガス使用量に比例するガス代の値上がりを気にすることなく、電気のみで経済的に運用できます。
もちろん、今までガスでまかなっていた部分を全て電気でまかなうわけですから、電気代はそれなりに高額になりますが、それでもガス代と電気代のトータルを考えるとぜんぜんお得で経済的です。
このように便利なオール電化ですが、一方で若干のデメリットも存在します。やはりそれぞれのエネルギーには得意不得意があります。
電気は経済的で安定したエネルギーを供給できるため、室内の明かりの点灯や電化製品を動かすのには向いています。
しかし、ガスほどパワーがなく、一度に大量の水を熱したり部屋を暖めることには向いていませんから、そうしたものを電気でまかなうには膨大な電力と時間を消費します。
とくに電気代が多くかかるのは給湯器で、ガスの給湯器と比べて一気に暖めることができないため、たいていは大きな貯水タンクが室内にあり、そのタンク内の水を暖めます。
そのため、一気にお湯を使ってしまうと暖まるのに時間がかかったり、電気代をかなり多く消費してしまいますから、なるべくお風呂のお湯を張るなど以外では大量のお湯を一度に消費しないようにしましょう。