冬の北海道男旅!旭川・留萌・稚内 道北地方の魅力とスポット紹介①
今年も寒い冬がやって参りました。コタツでじっとしているのはもったいないと思いませんか? 景気も上向きになりつつある今、日本で最も上(北)に位置する北海道へ旅して思い切り冬を楽しんでみませんか。
北海道育ちの筆者が今回は、3泊4日で楽しめる北海道『道北地方』の観光スポットをお教えします。
北海道の総面積は約83,450km²。九州と四国を足したよりも広い面積を持ちます。「道北地方」と北海道の中でも最北端の地域に絞っても、移動時間を考慮して行動する必要があるでしょう。
また、道北地方は北海道でも特に寒かったり、雪の多い地域が多いため、お越しの際は「完全防寒」でお越しください。足元も滑ります。ホームセンターや靴屋さんでは靴底にワンタッチで装着できるスパイクも販売しておりますので怪我防止のためにも装着される事をオススメします。
さて、道北地方の玄関口と言えば道北でも南に位置する「旭川空港」と、日本最北端の都市である稚内市の「稚内空港」があります。今回は稚内から南下するコースをご紹介致します。
まず、稚内空港を出たらレンタカーを借りましょう。決して大きな都市ではないので小回りが効くレンタカーがオススメです。但し、圧雪アイスバーンの道路が続きますので運転に自信のない方はタクシーを貸切で使うのも一案です。
空港から車で約1時間ほど、「日本最北端の地」である「宗谷岬」を訪れてみましょう。あまりの寒さと風の強さに驚かれるかもしれませんが、どこまでも広がる「流氷」と「日本の一番テッペンに来た!」という思い出ができる事は間違いなしです。
まだ日中であれば、稚内市抜海の「抜海漁港」へ行ってみましょう。こちらでは冬季期間、「ゴマフアザラシ」の休息地となっており写真撮影・生態観察にもってこいの場所です。
夕方、市内にはカーリングセンターがあるので、ソチオリンピックでの日本の活躍を期待しながら体験してみるのも良し。また、稚内はメジャーリーグで現在復活に向けて調整をしている松坂大輔投手と縁の深い街でもあり「松坂大輔スタジアム」で松坂投手の軌跡を見学するのも良し。疲れた方は温泉もありますので冷えた身体を芯から温めるのも良しです。夜は、日本最北端の海の幸をお腹いっぱい堪能しましょう!
2日目。早速南下が始まります。稚内市を抜けるとしばらくは海と大自然が眼前に広がります。移動手段はレンタカーかバスとなります。南下するには大きく分けて、「太平洋側」と「日本海側」がありますが、流氷は太平洋側に広がる事・稚内で観た事を前提として「日本海側」を南下したいと思います。稚内から留萌までは海岸沿いの道を通って、路面状況にもよりますが4時間~5時間はみておきましょう。
北海道の日本海側は伝統的に「ニシン漁」で栄えてきました。留萌に到着するまでの町・村にもニシン漁の跡地や施設があります。留萌市の手前、小平町にはその中でも国定指定文化財の「旧花田屋番屋」があり、大人でも350円という安価で見学する事ができます。歴史好きの方、隠れた名所を訪ねてみたい方にはオススメの場所です。
他にも、留萌までに通る町・村では必ずと言って良い程「温泉」施設があるので湯治気分で南下するのも良いかもしれません。