あなたは愚痴を吐き出してすっきり?言われた側はどんより?
人間、生きていて愚痴を吐きたくならない人は、たぶん居ないと思います。実際、愚痴を言うだけで楽になる場合もあります。または、愚痴を吐き出す事によって頭が整理されて、新たな解決策を思いつく場合もあると思います。そういう場合は愚痴を言う事に意味があります。
ですが、愚痴というのは色々と人間関係のトラブルが発生する場合があります。よく混同してしまうのは、相談と愚痴だと思います。本人はただ話を聞いてくれればいいのに、相手は相談だと思って真剣に返答すると、本人にとっては言われたくない正論だったりします。
また、人によっては愚痴を言われて、気分を害する人もいると思います。そもそも、人の愚痴って言われて嬉しいものではないと思います。ですが、最初に説明したように、愚痴は吐き出す事で自分にとって有益な場合が多いです。なので、そんな愚痴をどう吐き出すか……という事についてまずは考えてみたいと思います。
1:相手を選ぶ
愚痴は人によっては負担になったり気分を害する場合があります。それは、相手の受け取り方によります。あなたの事を本気で心配するような相手だと「友達が困っているのに何も出来ない」「どうすればいいのだろうか」と悩む場合ありますので、そうならない相手を選ぶといいでしょう。
2:相手に相談する
そんな相手が居ない場合ですが、ここは素直に相談というか、頼りましょう。「色々辛いから、愚痴だけ聞いてくれないか?正論だけは勘弁してくれ」と先に伝えてから話をするとか……ですね。
そう言われれば、相手も「ごめん、今は愚痴聞くの辛いから勘弁してくれ」という人もいると思いますし「ああ、聞くだけならな」という人もいます。そこで注意は、酒の席ならせめて、その場は奢るとかの最低限の礼儀は必要だと思います。
と、方法はあると思います。後は逆に愚痴を言いたい人がいるなら、精神的に余裕のある場合には「愚痴くらいなら聞くよ」と声をかけてあげるのもいいかもしれませんね。
そして愚痴を聞く場合の注意点です。
1:正論の返答は要注意です
「上司の説教が怖いんだよ」という人に「上司はあなたのためを思って言っているんだよ」なんて返答は注意です。相談ならその返答はいいかもしれませんが、愚痴ですので、「そうなんだ」とか「俺も上司が怖いよ」みたいな同意するような返答がいいと思います。
2:相手の行動を非難する
愚痴である以上、その言っている事が自分勝手で周りに迷惑をかけている場合もあります。その相手が本当に親しい間柄であれば、教えてあげるのは優しさだと思いますが、そうでない相手で、被害者が自分でない場合には、スルーしましょう。もちろん、肯定もしない方がいいと思いますので「ふ~ん」などと流してしまいましょう。
「コンビニの店員の態度が悪かったから、大声で叱ってやったんだよ」などと武勇伝のように語る人は、素直に一歩引いてしまいましょう。「ダイエット中なのに甘いものを食べちゃった」みたいなのは「まあ、しょうがないよね」と肯定してもいいかもしれませんけどね。
3:繰り返しを指摘しない
お酒の席ならよくある事ですが、どうしても同じ話を同じ人にしてしまう事はあると思います。その場合で指摘するのは、言った相手は激しく恥ずかしいと思いますので、その場合はそっと心に秘めて置きましょう。それでも、あまりに何回も同じ話をする場合は……別の意味で心配した方がいいかもしれませんけどね。
ここら辺の会話の流れって何処かで聞いた事ありませんか?あえて何処だとは言いませんが、実際に人が心地良いと感じるような会話だと思います。もちろん、この会話のパターンは相手のストレスを軽減されるための会話であって、相談されているのに、この返答ではダメですけどね。
と、愚痴を吐くときと、吐かれるときの注意点を書きましたが、愚痴は吐くのも吐かれるのも避けて通れない事だと思います。自分のストレスとのつきあい方を考えて対応しましょうね。