> 趣味・ライフスタイル > 復讐心を手放し、構築する事をはじめ、人生を豊かにする思考法

復讐心を手放し、構築する事をはじめ、人生を豊かにする思考法

どうしても許せない人っていますか?わたしはいます。正確には昔いました。今はもうどうでもいい感じですが、当時は、どうしてもその相手を許す事が出来ずに苦しんでいました。

わたしの場合は、わたしは昔から優等生だったというか、良い子ちゃんだったので、その理由は説明出来なくても、復讐や恨んだりする事はいけない事だと親から与えられた常識で打ち消そうとしていたので、余計苦しかったように思います。

どれだけ時間が経っても、どれだけ自分の生活が満たされるようになっても、いつもどこかでその事を思い出していました。どうしても忘れる事も出来ませんでした。いつからでしょうか。いろんな人がわたしを肯定してくれるようになってからだと思います。

たくさんの人がわたしを褒めてくれたり、必要としてくれたりするようになってからは、自分に自信が持てるようになったのか、自分を好きになったのか、その許せない相手の気持ちも分かるようになって来たんですよね。どんな人間にも言い分はあって、その行動に至った原因があるわけです。

わたし自身、コミュニケーションが不慣れで、もう少し上手に伝えられたかなというのと、運が悪かったのもありましたね。当たった相手がタチが悪過ぎたというのもありました。こんな状態が何年も続きましたが、結局今思うとどうでも良いというか、自分の人生の物語において、何か意味があった事なのかもしれないと思うようになりました。

わたしの一番大切な人が、わたしの事を優しいと言います。ただ優しいのではなく、傷みを知っている人の優しさだと言います。わたしはこの人がとても大切で、もしかしたら、傷みを経験してなければ、この人と出会えたり、今の友達たちの価値にも気づかずに生きて来たかもしれません。

そう思うと、良い体験をしたのかなとも思います。当時は死ぬ程苦しかったですけどね。わたしは、どれだけ酷い事を言われてもされても、それに対して返さないようにしています。相手にしない事が一番の解決策だと思うからです。

乗っかる人には関わらない。自分から避ける。そうする事で、自然に問題は緩和されていくというか薄れて行きます。この相手がまた酷く粘着質な相手で、嫌いな人間は一生恨む人でした。

地縛霊というあだ名がついていた程で、ものすごい恨みの固まりのような人間でした。関わるすべての人間を恨み憎み、すべての人間から嫌われていたのですが、みんな反撃が恐くて誰も口を出しませんでした。

復讐と聞くと、とても恐ろしいイメージがありますが、わたしは結構温厚なタイプなので、そういう事は一切しません。憎んでいる時間がもったいないですし、とても苦しくないですか?人に対してネガティブな感情を持っている自分が。

なので、わたしは、どれだけ傷つけられても、反撃しないようにしています。苦しいのは苦しいですし、とても悲しくなります。ひとりで涙が止まらなくなる時もありますし、すごくブルーになり落ち込む事もあります。ただ、破壊する事に意味はありませんし、見ていてとてもかわいそうになりませんか?

同情というより、なんかその人を見ている人達の顔がとても不幸そうなんですよね。なのでわたしは、こうはなりたくないと思うようになったわけです。マザーテレサも自身の人生を振り返って、問題は相手ではなく、自分の中の宇宙だと言っています。

そして、善い行いは利益目的だと言われ、けり返されるかもしれませんが、それでもあなたが出来る精一杯のものをこの世界に与えなさいと言っています。わたしが目指すのはここですね。やはり、眉間にしわがより、人を憎んでばかりの人生を選んでしまうと、わたしが許せなかった人と同じ事をしている自分がいて、とても不快になるんです。

だから、どれだけ辛くても自分はそうならないようにしているんです。人生というのはあまりにも短く、人を恨んで生きるのは非常にもったいないです。他にたくさんやる事あるはずですし、大好きな恋人とデートをして甘い時間を過ごしたり、大好きな友人と心の底から笑い合ったりして思い出をたくさん作った方が、あなたの人生は圧倒的に輝くはずです。

この経験をしてからというもの、わたしはネガティブな事に対して時間を使わなくなりました。ネガティブな思考を持つ事も、ネガティブな感情を持つ事も、行動に出る事もなくなりました。もちろんそういった言動もやめました。

そうこうしているうちに、人生が少しずつ満たされて行き、とても豊かなものになっていったんです。誰かを恨むと自分も恨まれます。誰かを軽蔑すると自分が軽蔑されます。自分のために光を選択すべきだという事ですね。人生は一度しかありません。どちらを選択するかはあなたにかかっています。どうか光を選択される事を祈っています。

スポンサードリンク
スポンサードリンク