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一日10分!人の目に止まる文章に構成する為の一つの習慣

近年、ブログやSNSなどのコミュニケーションツールの台頭により、「自分の書いた文章をみんなに読んでもらえる機会」を誰しもが持つようになりました。そのせいか、「文章術」を磨くための単行本が書店で平積みされているのをよく見かけます。

その手の本がいくつも出版されているのは、それだけ需要のある証拠であり、それだけ文章力を上げたい人が多くなってきたのでしょう。

しかし、それで文章力が格段にアップしたという方は、購買者のうち何人いるのでしょうか。文法やテクニックなどはすぐに身につくかもしれませんが、それだけで総合的に文章力を上げるのは意外に難しいです。

たとえば、サッカーを上手にプレーするのにパス精度だけ伸ばしても「サッカー力」なるものは身に付きません。パス精度だけでなく、体力や走力、シュート、ヘディングなど総合的に能力を伸ばさない限り試合で活躍するのは難しいのです。

文章も同じで、単行本でいくら理屈を把握するだけでなく、文章のリズムや流れなど感覚的な部分を意識する必要があります。そこであなたに取り組んでもらいたい「一つの習慣」を紹介します。

一日10分の「模写」をしよう

模写とは、読んで字のごとく「文章を書き写すこと」。自分の目指している文章を書く作家さんや出版媒体などを見つけ、プロの文章を書き写すだけOKです。

あなたが面白おかしい文章を目指していれば「ギャグエッセイ」を。気の利いた比喩や流れるような文章を身につけたいなら「文豪の小説」を。正確な文章を書きたければ「新聞記事」を。何か一冊見つけ出してください。

書き写しとは、いわば「他人の文章を真似る」ことですが、文章に限らずどの分野においても「真似る」ことは有効です。

仕事であれば上司の動き方や振る舞い方を「真似る」。野球であれば尊敬するプロ野球選手のフォーマットを「真似てみる」。料理を学びたければ、正しいレシピに従い、雑誌に紹介されている料理を忠実に再現してみる。

文章においても「プロの文章を忠実に書き写すこと」が文章力アップの近道だったりするのです。

模写の具体的なメリットは以下の通りです。

  • 文章術の本だけでは身につかない「文章のリズム・流れ」を習得できる
  • 一字一句見逃さずに写すので、筆者の思考回路をなぞることができる
  • 筆者の思考回路をなぞるということは、その文章を無意識的に分析していることにもなる
  • 手を動かすので集中せざるをえなくなる。没頭すれば没頭するほど、呑み込みの質が上がる
  • 単純作業なので心身の負担にならない。ゆえに継続しやすい
  • コンテンツを書き写すので知識の蓄積にもなる
  • 一番難しい文章の「書き出し」や「結び方」を一つのパターンとして蓄積できる

です。「書き写す」というシンプルな作業にこれだけ多くのメリットを見出すことができるのです。ここで大切なのは「模写した量」ではなく、いかに「継続」するかです。

継続第一なので、一日10分と軽負担。疲れてどうしてもやる気がでない日は5分でもOKです。ぜひお試しください。

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