朝ご飯、抜くより今は朝スープ!そもそもスープの種類は?【知識編】
朝食を抜くと、体に良くない変化が現れる
かつて、朝バナナ、朝カレーなどが大流行したが、最近のブームはずばり”スープ”。なんとなく朝食は食欲が出ない…そんな人でもスープなら飲みやすい。
朝食を食べないと、脳に糖分がいかず頭の回転が悪くなるほか、昼食で一気に栄養を摂取しようと体が過剰反応を起こし、血糖値の急上昇をも引き起こす。
朝食は人間の体にとってとても必要で重要なものであるのだ。さて、朝食の大事さがわかったところで、なぜスープが体に良いのかという理由を説明しよう。
まず、スープは基本的に温かい(ガスパチョなどの冷製スープも存在するが)。特に冬の朝の冷えた部屋、そして冷えた体にはとても優しい。
温かさに加えて、水分で野菜などを煮てあることで消化器官にもとても負担が少ない。まさに冬にもってこいの一品なのだ。
そもそもスープの味って、どんな種類があるのか
そんな、大人気のスープ。保温できるお弁当箱や魔法瓶はよく聞くようになったが、最近では「スープストッカー」と言われるスープをアツアツで保温しておける代物まで登場しているのだから驚きである。
いざ、そんな朝スープに挑戦するにあたって知っておくべきことは、まずスープにはどんな種類があるか、である。知っているようで知らない奥深いスープの知識をつけてもらおう。
日本人の心!味噌汁は立派なスープです
誰もがお世話になっている、味噌汁。まぎれもなくメイドインジャパンのミソスープ、れっきとしたスープだ。発酵食品の味噌をつかっていることから、消化器官にもとても優しい。
そしてなにより日本人の味覚にド・ストライク。大きく分類してみると、大豆と麦から作られた麦みそ、大豆と米から作られた米みそ、大豆で作られた豆味噌の3種類ある。
麦みそは、日本だと中国・四国・九州地方で食されていることが多く、日本全域でみると米みそが主流で、味や色、塩の量や熟成期間により赤みそ・白みそ…とそれぞれに個性がでてくる。
意外と簡単!ちょっとオシャレなコンソメスープ
なんとなく、ファミレスのスープバーで飲んだことがある人が多いと思われるのがこのスープ。琥珀色で香りも良いコンソメスープだ。
日本では某会社製のコンソメスープがとても有名で主流となっているが、そもそもコンソメはフランス生まれ。
牛のコンソメは「コンソメ・ド・ブフ」、魚のコンソメは「コンソメ・ド・ポアソン」などと日本人になじみのないような名前で正式にフランス料理屋さんでは呼ばれることもある。
固形の市販のコンソメの素では、牛コンソメを「コンソメビーフ」、鶏コンソメを「コンソメチキン」などの名称で販売されており、同じコンソメでもかなり風味が違ってくる。
体ポカポカ!の中華スープ
パイタンスープ、なんて言葉を聞いたことがある人もいるかもしれない。そのパイタンスープ、漢字表記だと“白湯”となり、字の通り色の白い中華スープのことをいう。
色で言うと、澄んでいるスープのことは「チンタン」、もっと高級な材料からとられた澄んだ「シャンタン」と言われる中華スープにはじまり、動物の材料でとった「フンタン」、植物の材料でとった「スータン」。
中華スープは、基本的に煮出して出た“アク”をとることをしないので、少々臭みがある。それを抜くためにネギやショウガの薄切りを入れることが多い。なので、体がポカポカ温まるとっても冬には飲みたくなるスープなのだ。
さて、ここまでスープの雑学をお教えしたが、次は実践編。簡単に、そしておいしく健康的なスープの作り方を詳しくレクチャーしよう。