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若いうちの出世にはこんな悩みが!?年上の先輩部下ってどう接する?

昨今は昔ながらの年功序列よりも「成果主義・能力主義」によって会社を運営するというパターンが多く見られるようになりました。若いあなたでも仕事でコンスタントに成果をあげトップから評価されるようになれば、役がついて給料が上がるということです。

あなた個人のことだけ考えればそれは喜ばしいことでしょう。しかし実際に役職となって仕事をしようとすると、ちょっと困ったことがあります。それは年上の部下の扱いです。

一回りも二回りも違うような先輩にあれこれ指図しなくてはいけないのです。失敗なんてされたら叱らないといけない。「年齢なんて関係ない!」と息巻く性格の人なら気にならないのでしょうが、普段空気を壊さないようにおとなしく生活しているような人にはかなりの心労です。さて、そんな状況にあなたが陥った時にはどうしたらいいでしょうか。

「あなたが上司、先輩は部下」これは絶対!

まず原則として、「あなたが上司として部下を引っ張っていかなくてはならない」ということは忘れないでおきましょう。先輩だからといって、その先輩に上司の役割(指示・判断)を委ねていては、他の部下へのしめしがつきません。部下からは信頼を失うことになってしまうでしょう。

それでは上司として組織を引っ張っていくという役割を果たすことなんてとうてい無理です。たとえその先輩部下個人に嫌われたとしても、その他大勢の部下からは信頼されるような組織作りを基本とします。

仕事上ではあなたが上司でも「目上をたてる」のはマナー

しかしこれは例え話であって、本当に先輩部下から嫌われるとかなり困ります。やはり多くの経験を積んでいて現場で真価を発揮するのは、年数を重ねている先輩だからです。組織でうまく結果を出すにはやはり彼・彼女の力が必要になるでしょう。

所属する会社組織は年功序列を撤廃していたとしても、日本社会全体、特に生活面のマナーとしては年上をたてるという文化はまだまだ残っています。そこは大事にするようにしましょう。

具体的には先輩部下への仕事の指示や、先輩部下が起こした仕事上のミスの注意はしっかり行うとしても、それ以外の雑談や飲み会の席などではちゃんと彼・彼女をたてるようにします。また、話し言葉には敬語を使うようにします。

先輩部下が怒るのは理由があるはずだ!?

仕事の指示に対して先輩部下が「この若造が!」と怒りだすようなことがあるとしたら、それは自身の経験からその指示が間違っているという意味合いが強いと考えられます。若いあなたは上司とはいえその会社での経験は(先輩部下と比較すれば)まだ浅いはず。そんな謙遜の気持ちで、「先輩から教えを請う」姿勢はこれまで同様保つようにしましょう。

もちろんそれなりの能力があるのであなたは役職になれたのですから、本来はあなた一人で仕事の方向性を判断することは間違いではありません。しかし組織を束ねる上で先輩部下の意見は、他の部下たちも一目置いているものです。意見を聞き、それをあなたの指示に組み入れる形で反映させましょう。

ここで注意しなければならないのは、この意見交換はあなたと先輩部下の二人だけで行わずに、ミーティングなど他の部下も含めたオープンな場で行うようにしなくてはなりません。隠れて先輩部下の意見を聞いていると「あの上司は先輩部下の言いなりになっているだけなんじゃないか?」と疑念を持たれてしまいます。

先輩部下をうまく使うのも上司であるあなたの役割

繰り返しになりますが、先輩部下はあなたより多くの経験を積んでいます。その経験値は組織として今後の仕事をうまく進めるためには重要なものです。これをないがしろにしてはあなたの上司としての資質に問題があると思われても仕方ありません。先輩部下はたてつつも、仕事上締めるべきところは締める。そこを忘れないようにして、うまく組織を引っ張って行きましょう!

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