役職も年齢も関係ない!分からないことを聞ける素直さを磨く力
人間は大人になると、子供の時に持っていた色んな物を失くしてしまいます。それは自分の興味の赴くままに行動出来る行動力だったり、分からないことを何でも聞ける素直さだったり、過ちを犯した時に、意地を張らずに謝れることだったり。
しかし勉強や恋愛を経験して、仕事をするために大人になっていくと、これらの純粋さをいつの間にかどこかに置いてきてしまいます。特に男性はプライドの高い人が多く、自分が知らないことでも、ついつい知っているようなフリをしてしまった、という経験も多いものです。
確かに大人になると、自分が知らないと告白する、知っている人に教えを請うというのは少々気恥ずかしいことです。
しかし、本当に仕事が出来る能力の高いビジネスマンになりたい、そんなビジネスマンでありたいなら、分からないことを恥ずかしがらずに聞く「素直さ」を磨くことが重要です。
知っているフリをしていても良いことはない
ウソと同じように、知っているフリというのは長くは持ちません。もしもその話題に詳しい人から話を振られたら、すぐに実は分かっていないことがバレてボロが出ます。
そうした場合、周囲の人からは「あの人は知ったかぶりをするんだ」という人的評価をされてしまいます。
それならばいっそ、素直に「それは一体どういうものなのですか?」と聞いた方が周囲の人たちとも上手くいきます。ものを知らないことは確かに恥ですが、それを隠そうと言い繕ったりすることの方が、より恥をかく結果になるのです。
自分が知らないことは、成長のチャンス
自分が知らないことがあるというのは、本来恥ずかしいことでも何でもないのです。むしろ、何か自分の知らないことを話題にされた時は、自分から進んでそれが何なのかを、聞いてみるようにするのが良いのです。
知らないことを教えて貰うというのは、例え今流行りのテレビ番組の内容であっても、勉強に、そして自分の成長に繋がります。何歳になっても若々しい人や、一般的には老齢と呼ばれる年代になっても、現役で大企業を経営しているような一流のビジネスマンたちは、こうした日々の成長の機会を逃さないようにしているのです。
また、そうして自分が知らないことが現れる度に、素直に教えを請いていると、その分だけ知っていることが増えていくことになります。知っていること、知識や見識が深まればそれは教養となり、あなたの人格形成や価値観をより良いものにしてくれます。
素直になるということのメリット
素直さは、子供の頃は大抵持っていても、大人になるにつれて少しずつ失くしてしまう美徳の一つです。
誰もが素直さというものを経験したことがあるからこそ、大人になっても素直な人間というのは憎まれないのです。素直であれば、年上の社員や上司から可愛がられるでしょう。素直であれば、年下の部下や後輩と価値観が違っても同じ話題を共有することが出来るのです。
素直な人間、分からないことをすぐに分からないと認めて、きちんと聞くことが出来るということは、普段から色んな人とコミュニケーションを取っているということにも繋がります。
自分が知らないことでも、相手が詳しいなら教えて貰えば良いのです。その結果自分もそのことに詳しくなり、いつか他の人に教えてあげられるかもしれません。それに、分からないことを教えてくれた人とも共通の話題を持つことが出来ますよね。
時には、これまで興味が無かったものを好きになったり、趣味が増えたりすることもあるのです。
素直さと年齢や役職は関係ない
若い時に素直な人は、そうでない人よりも情報の吸収量が多いので、その分早く成長出来ます。年齢を重ねても素直な人は、そのまま色んなスキルや知識を身につけて行けますし、それ故に色んな人から好かれます。
周囲にいる人は皆自分の先生だと思って、分からないことを聞く素直な人間になりましょう。