心を落ち着けるのはまだ早い!仕事で感じるストレスは結果に繋げよう
皆さんは普段仕事をしていてストレスを感じた時、どのように対処していますか?ストレスというものが体にあまり良いものではないというのは、もはや社会一般的な常識の一つとなっているかと思います。
何とかストレスを我慢して日々の仕事に挑んだり、お酒を飲んだりカラオケに行ったり体を動かしたり、どうにかして発散しているという人が多いのではないでしょうか。
しかしこのストレス、なかなか綺麗には発散しきれないものですよね。せっかくならば対処に困るストレスを上手に利用して、仕事で上手く結果を出すことが出来れば良いと思いませんか?
そんな夢のような話も、自分自身の心がけ一つで十分に実現可能なのです。ストレスに押しつぶされてしまうより、ストレスを使いこなす術を手に入れましょう。
ストレスは心にどんな影響を与えるか
ストレスというものが心に一体どんな影響を与えるものなのか、きちんと考えたことはあまりないのではないでしょうか。ストレスというのは過度の緊張や仕事の重圧、嫌な思いをすることなどで溜まっていく、いわば心の疲労物質です。
このストレスという疲労物質があまりにも溜まりすぎてしまうと、貴方の心という器から溢れてしまい、感情を爆発させたり心のバランスを崩したりしてしまうのです。
ストレスというものは基本的にマイナスの影響を持つものにほかなりません。適度な緊張感は仕事の効率を上昇させることもあるということもありますが、それでも緊張感は人間の心身に強い負担を掛けてしまう行為には違いないのです。
そんなストレスを感じた時、人間の反応というのは大きく二つに分けられます。一つはストレスから目を逸らし、あたかもそんなストレスなど無いように振る舞うこと。そしてもう一つが、ストレスに対して攻撃的になり、何とかストレスを排除してやろうとする心の動きです。
このうち、ストレスからの逃避は、ストレスを感じている現状も変わらず心にどんどん疲労物質が溜まっていくだけですので、どこかでガス抜きをしなければ簡単に心のバランスを崩してしまう危険な行動です。
一時的にストレスのことを考えないようにするというのは、その場限りでは楽になれるかもしれないもので、ついそうしてしまいたくなるものですが、何一つ根本的な解決にはならないのです。
今日のストレスを無視しても、明日になればまた明日のストレスを感じてしまうことになるからです。そうして無視をしていると、どんどん心はストレスを感じないように鈍くなっていきます。集中力が散漫になったり、気持ちが落ち込んだりと、仕事をするのにも弊害が起きてしまうようになるのです。
ですので、出来ればストレスから目をそむけるのは避けた方が良いでしょう。毎日ちょっとしたことで良いので、ストレス発散の方法を持っておくだけでも心を壊す可能性はぐっと低くなります。
一方、ストレスを感じた時に排除しようと攻撃的になるのは、要するにストレスを感じるとイライラするということです。
人はイライラしていると、冷静な判断がしにくくなってしまいます。普段なら気にならないようなことに対しても腹を立ててしまったり、一見ストレスのせいで心を乱してしまっても、良いことは何一つ無いように見えてしまいますよね。
しかし、ストレスをコントロールして上手く仕事の結果に結びつけるためには、このイライラが大事なのです。
いらいらという心の動きは、燃料になる
イライラするのは悪いことだと思いますか?確かに気が立っていて、なおかつ血圧も上がっていたり何となくせかせかしたりと、良いことはなさそうに思えます。
実際には、イライラして攻撃的な気分になっているのは、ビジネスにおいてとても前向きな効果を持っています。
イライラするということは、現状に何かしらの不満があるということですよね。ストレスを感じた時、守りに入るのではなく攻撃のスイッチが入っているのは、その分だけ心が活動的になっているということでもあるのです。
ストレスに直面し、それを何とかしたいと思うからこそイライラしているのであって、それは一概に悪いことだとは言えません。目の前に何とかすべき、何とかしたいというストレス源があるということは、それさえ何とかしてしまえばイライラしなくて済むということでもあります。
そこで、イライラした時はこう思うようにしましょう。「心がウォーミングアップを始めたぞ!」です。攻撃的になっているということは、勢いがあるということです。
その勢いのまま、ストレスを感じるようなこと、例えば上司から「何だこの書類は。こんなものもまともに作れないのかお前は」と言われた時、「じゃあ文句の付けようもないくらい完璧な書類を作ってやるぞ!」と発奮する方向に動けば良いのです。
仕事をやり切り、それが認められればストレスも解消されます。ストレスを仕事に利用して、どんどん結果を出しましょう。