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職場で自分の嫌いな人に、出会ってしまった時のための対処マニュアル

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どんな人間にも好みというものは絶対にあります。特に人間関係のこととなると、どうしても生理的にダメだという人から何となく苦手意識があるという人、何か事情があって個人的に嫌っている人など、枚挙に遑がありません。
 
しかし、いくら嫌いな相手だからといって、その人が職場や取引先にいるなら関わりを持たねばならないのが、大人のビジネスマンの辛いところです。仕事である以上、ある程度私情を抑え、大人の対応をしなければなりません。

頭ではそうだと分かっているものの、嫌いな人に出会ってしまうのは避けられませんし、その対応には難儀するものですよね。いつまでも嫌っていては、仕事も人間関係も発展していきません。

この機会に、嫌いな人に出会った時の対処法を学んでみてはいかがでしょうか。簡単な心構えやマニュアルであっても、それがあるのとないのでは大きく変わってくるものです。

あなたの目の前に嫌いな人、さてどうする

あなたの目の前に嫌いな人がいる。非常にストレスの溜まる状況ですよね。特にこちらが一方的に嫌ったり苦手に思っているのに、相手はこちらのことなど気にする素振りもなければ、それは尚更です。

近くに嫌いな相手がいるのは、気になって仕方がない筈です。そのことで仕事に集中出来ない、いつ話しかけられるか想像するだけでも憂鬱になってしまう。そういう時は、いっそ考えを逆転させてみましょう。

嫌いな人が、こちらのことを気にせず近くにいるのが嫌だ、いつ話し掛けられるとも分からない微妙な状況が嫌だ、という時は、自分から話しかけてみれば良いのです。

嫌いな相手にそんなこと出来るか! と思ってしまいそうですが、それでもいつ来るかいつ来るかと戦々恐々としているよりは、ずっとストレスは溜まりません。

人間は嫌なことが目の前にあるとそれを排除しようとしたり、もしくは目をそむけたり自分から遠ざかったりしてしまいます。

そういった逃避、排除の方法はプライベートならば自分の気持ち次第で自由に行なうことが出来るものですが、職場ではそうはいかないのです。

どんなに相手のことを嫌っていても、あなたが相手を排除することは出来ません。逃げようと思っても、職場に戻ればその相手はいるのですから意味はないのです。

それならばいっそ、ストレス源に向かってみるのが良いのです。自分から近づいていけば、相手から近づかれるかもしれない、ということを考えずに済みます。世間話が出来なくても、何となく話の輪に加わっているだけでも良いのです。

嫌いな相手に自分から近づき、話しかける。そうすることで自分の中では気持ちとして一区切りをつけることが出来るので、それで嫌いな人のことを気にしなくて良くなります。

嫌いな相手に慣れてしまう

嫌いな相手と会うのが嫌なのは誰だって一緒です。数ある対処法の中で最も良いのは、相手を嫌いでなくなることにほかなりません。

そもそも相手のことを嫌っていない、という気持ちになることが出来れば、その人が近くにいようと話をしようと、仕事を一緒にしようと気にすることはなくなります。

嫌いな相手を嫌いにならなくなる。相手のことを好きになるというのではなく、嫌いでなくなる、というのが重要です。

好きでも嫌いでもない、フラットな状態に持っていくことが出来れば良いということです。

そのために、期間を決めてで良いので、嫌いな相手にべったりとくっついてみて下さい。物理的に抱きつくという意味では勿論無く、相手を見かける度に話しかけに行く、仕事終わりに飲みに行こうと誘ってみる、それどころか旅行にでも行こうと誘ってみる、というのが効果的です。

嫌いな相手と長時間話す、一緒にいるということが大切です。人間には慣れというものがあり、どんなに嫌いなものであっても、逆にどんなに好きなものであっても、それとずっと一緒にいればその時間で嫌い、という感情に慣れてしまうのです。

荒療治の類ですが、成功すると相手を見かける度にうわぁ、と思ってしまうことはなくなります。

むしろ、嫌いだと思っていた相手と存外仲良くなってしまうかもしれません。ビジネスの世界において嫌いな人が多いよりも、嫌いな人を好きになれる方が、心身にとって良いことは言うまでもありませんよね。

この方法の注意点としては、ほんの一瞬、例えば朝すれ違いざまに挨拶をする、というような短い時間の接触では意味がないということです。

嫌いだ、嫌だ、と感じてその気持ちに慣れるまでの時間、相手を関わっておかなければなりません。中途半端に嫌いな相手と関わろうとすると、むしろますます嫌いになってしまうのです。

相手を嫌いだと思う、感情そのものを麻痺させてしまうような手法ですが、やってみる価値はあります。

これから先毎日毎日嫌いな相手の顔を見て一緒に仕事をし、その度に嫌だな、とストレスを溜めるよりも、思い切って今のうちの嫌いだと思う感情そのものを何とかしてしまった方が、絶対に楽になるのです。

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