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会話の質問力を上げて、コミュニケーション能力を高める方法

よく会話を聴いていると「○○じゃない?」とか「○○なの?」といった質問によって会話が行われていることを耳にしませんか?そして、その質問に対して答えることになりますが、質問が上手い人はコミュニケーション能力が高いといえるでしょう。

質問の質=人生の質

自己啓発を教えている有名な人の中でも、質問はとても重要視されていて、一流のスポーツ選手や歌手、俳優や芸能人、その他専門ジャンルで活躍している人は、無意識のうちに自分のパフォーマンスを上げるような質問をしているという特徴があるようです。

質問の質を高めることは人生の質を高めると言われるほど、質問によって導き出される答えは大切です。これは、他人とのコミュニケーションだけではなく自分と上手くコミュニケーションを取って人生をより良くするためにも大切なスキルです。

たとえば、仕事で上手くいかないことがあった時「なぜ、上手くいかないんだろう?」と自分に質問すると「それは、自分に能力がないからだ」とか「あの人の仕事のやり方が悪いからだ」といった自分も他人も悪い目で見てしまう答えが出てくるかもしれません。

そうじゃなく「どうすればもっと上手く仕事が出来るか?」と質問すると「もっとこうすればいい」といったプラスの答えが出てくるので、それに沿った行動ができるでしょう。なので、人生が上手くいっている人と上手くいかない人の違いは、自分にしている質問の違いということが当てはまります。

お金や健康が手に入れば人生上手くいくと思う人もいるかもしれませんが、そういうものに感謝したり活かすことが出来なければ、また新しいものを欲しがり一向に満足出来ない生活を送る人もいます。

逆に、何も持っていなくても上手い質問をしている人は幸せな生活をしています。よくよく考えると、お金が存在しなかった大昔、お金がないために全ての人が不幸だったかといえば、それは疑問です。なので、質問力を鍛えることは何よりも大切なことかもしれません。

他人に投げかける質問を磨く

自分とのコミュニケーションでは人生を変えるほどの力を持っている質問は、他人とのコミュニケーションでも大きな威力を発揮します。一般的に行われている質問を見てみると「今日何した?」とか「今日どこ行った?」とか「今日何食べた?といった会話は普通にされることだと思います。

ネガティブな会話も質問で成り立ちます。「なんでそんなに頭悪いの?」「なんでそんなに音痴なの?」なんて言われたら、それを信じてしまった人は自分の信念になってしまいます。

逆にポジティブな質問には「なんでそんなに歌が上手いの?」「なんでそんな綺麗なの?」そんな嬉しいことを言われると、それを信じてさらに自分に自信が持てる人もいるかもしれません。

こう見ると分かるように、自分が他人にする質問は、他人の考えを作るほどの力があります。自分の信念が強固な人は、他人からの質問1つされたぐらいじゃ変わらない人もいますが、周りの人の言うことを信じやすい人は、すぐに他人に言われたことを信じてしまいます。

実話ですが、ピアノを自分で上手だと思っていて、もっと上手くなってプロのピアニストになろうとしていた少女がいました。それを両親に言って、もっと高いピアノを買ってと言ったところ「自分が本当に上手いと思ってるの?もっと上手い人がいるの分からないの?出来るわけないよ」などと言われてしまいました。

少女はそれを信じてしまい、それから一切ピアノに触らなくなったという話です。もしそれが本人の才能だとしたら、他人が自分の才能を潰すことも出来るのが、言葉の怖さです。ですが、こうした自分の才能を認めてもらえない経験をした人も多いのではないでしょうか。

質問で深い信頼関係を築く方法

信頼関係を築く方法として、ラポールという手法があります。これは、行動や言葉、呼吸や姿勢などを相手に合わせるというものですが、より深い信頼関係を築くには相手の感情を理解してそれに合わせるというものです。

行動や話し方を真似るだけでも効果があるのですが、相手は何を感じているのか、それを理解するとより深い部分で相手と共感し合うことが出来るようになります。

「何したい?」とか「どこいく?」といった行動レベルの質問は、よく聴く会話ですが、「何を感じている?」とか「どんな気持ち?」といった感情レベルの質問はあまり聞かないと思います。ですが、何年も一緒にいる友達や恋人と上手くいかなくなるパターンは、相手の気持ちを理解出来ない時ではないでしょうか?

話だけでは何年も共通点があることで仲が良かったかもしれませんが、それでも相手の気持ちが理解出来ないことで仲が悪くなるのなら、最初から相手の気持ちが理解できるようになれば、初対面の相手でも昔からの友人のように接することも可能になります。

いきなりこうした質問をするのはする側もされる側も慣れていないと思うので、こうした事情を説明してから質問してみるといいでしょう。

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