仕事を選ぶ基準は良い悪いよりも合う合わないで選んだほうが上手くいく?
あなたは自分の仕事を選ぶ時、何を基準で選んでいますか?それは場所かもしれませんし通うまでの道のりかもしれません。気にいった人がいることかもしれませんし好きな仕事かもしれません。
人それぞれ選ぶ理由は違っても、どんな人でもその仕事をやっていて楽しいと思いワクワク出来る仕事の見つけ方があるようです。
良いか悪いかは頭で考えること
「この仕事は給料が良いから」「この仕事は場所が悪いから」という良い悪いで仕事を選ぶ人もいるのではないでしょうか。ですが、それでみんながみんな良い仕事に就けるということはあまりないようで、逆に良いと思っていたところに裏切られた感覚になる人もいるようです。
もちろん悪いよりは良いに越したことがないかもしれませんが、人間は慣れるもので最初にどれだけ頭で良いと分かっていても、それを続けることでだんだんと最初に思っていたメリットを忘れていくことがあります。逆に最初に期待した分、その期待が大きいほど失望も大きいという心理作用もあるので、望んだ給料をもらったとしてもそれ以外のデメリットに目がいきがちになります。
なぜかというと、良い悪いは頭で考えていることで、それが必ずしも理想の感情が得られるとは限らないからです。
特に年収500万円を超えるとそれ以上の収入を得ている人と感じる幸せはあまり変わらないというデータも出ているようで、どれだけ高い給料をもらってもどれだけ高級車や高級住宅に住めたとしても、そこで自分の気持ちが理想のものでなければ、理想の人生にはなりづらいようです。
それだけ気持ちと人生の見え方は繋がっているといえます。たとえその場所に何もなくても自然や鳥の鳴き声などがあるだけで人によってはこれ以上ない贅沢に感じることもあります。
そして、良い悪いを区別する思考は必ずしも自分の中から出てきたものではなく、周りの人の考えやエゴを取り入れた情報が元になっている可能性もあるため、それを手に入れるまではワクワクしたかもしれませんが、そうなってからは気持ちが冷めてしまうというのもこうした心理の働きによるものです。
合うか合わないかは気持ちで感じること
じゃあ、気持ちで判断するのはどういうことかといえば、それは合うか合わないかという感覚的なものといえます。頭ではあまり分からなくても、それをやっていて「自分に合う」と感じれば、それだけ情熱や心の平安を感じることが出来るでしょう。
どれだけ頭で考えて条件が良い場所だとしても、それが自分に合わないと感じていればいつまでも心の平安は得られないかもしれません。
なので、何もない場所で自給自足をしている人でも幸せそうな人がいるのは、それが自分に合っていると感じて過ごすことが出来ているからでしょう。もちろん都会の人がいっぱいいてにぎやかな場所は自分に合っているという人もいます。
そう考えると、他人の考えやエゴに従って人生の方向性を決めるより、自分オリジナルな自分に合うという道を進むほうがより幸せな人生になるといえます。
どんな人も仕事に就く時は報酬体系や立地条件、勤務時間や働いている人の雰囲気などを事前に調べることはしていて、それでも自分らしいと感じる仕事にならないのは、そうした条件に加えて自分の気持ちの動きが大切だからです。
理想と現実のギャップを埋めるには、その仕事を一度体験したりどんな人とどんな環境でそれをやるとより楽しいのかなどが分かれば、自分の気持ちの動きも分かるといえます。
自分の心の動きを意識する
ですが、中には自分にピッタリ合う仕事が見つかったにも関わらず、それが自分には合っていないと思ってしまう人がいます。
それは自分がそれをやるに値しない人間だと思っていたり、それをやるワクワク感と恐怖感が今までの生活にはなく先に進めなかったり、人それぞれ理由がありますが、中には10年以上続けた自分に合う仕事も、周りから批判を受けたり自分の思い通りにいかずやめてしまったりする人もいます。
どれだけ自分に合う仕事でも、それが常に快適というわけではなく、快適さと適度なストレスがあるから充実感を感じることが出来ます。常に快適なことばかりだと充実感よりも退屈な気持ちが強くなってくるでしょう。
学んでもさらに学びたいことがあったり、さらに追及したい形がある仕事はその人以外そう感じることがなければ、その人に合った仕事といえます。それに興味がない人はそこまでそれを追求しようという気持ちになりませんが、そうした気持ちの変化が自分に合った仕事かどうかを教えてくれるサインといえます。
なので、良い悪いという条件で選ぶ習慣が付いている人の中で自分に合う仕事を見ないようにしてきた人は、そうした新しい見方をすると面白い人生を見つけることが出来るかもしれません。