売った後、リピートしてくれるセールスとしてくれないセールスの違い
セールスを仕事にしている人は、一度買ってくれたお客さんがもう一度買ってくれるのと、もう買ってくれないのではどちらが良いお客さんか一度は体験しているかもしれません。
自営業者や経営者の方はそれを強く感じていて、セールスがどれだけ大変か、そして一度買ってくれたお客さんがもう一度、ずっとリピートしてくれたらどれだけいいか、感じているかもしれません。
リピートされるビジネスの特徴
あなたがいつも買っているものはありますか?日用品であれば、色々試してみて自分に一番合うものが見つかったら、それをずっと使い続けてはいませんか?もしくは着ている服も、色々な服を試してみて、自分にしっくりくるもの、自分が好きなブランドがある人は、それをリピートしているかもしれません。
反対に、一度買ってみて「これはだめだな」と思ったもの、期待していたのに「期待外れだった」というものもあるかもしれません。誰もが知っているようなブランド品でも、人によっては思っていたものと違ったということもあるかもしれません。
そう考えると、リピートされるかどうかは、必ずしも凄い商品サービス、一流の商品サービスであることはないということではないでしょうか。
もちろん一流の商品サービスであることは長くビジネスを続けていく上で欠かせないもので、しっかりとしたブランドを作るためには自分にとってどんなビジネスをするかを見つけることは、短期的に儲かりそうなビジネスをいくつもやるより安定感があります。
ですがそのブランドにも好みがあり、例えばホテル1つとっても若者向けのホテルなのか、ビジネスマン向けのホテルなのか、どちらも一流だったとしてもやはり対象となる人用に作っていれば、リピートしてくれる人が決まってくるのではないでしょうか。
リピートされないビジネスの特徴
それとは対象的に、リピートされないビジネスにも特徴があります。
あなたが普段からリピートしている商品サービスにはどんな特徴がありますか?なぜそれをリピートしているのでしょうか?それは、便利からかもしれませんし、自分にに一番合っていると感じるからかもしれません。あるいはしっくりくるもの、楽しませてくれるもの、デートで一番ロマンチックな演出をしてくれる素敵なところだからかもしれません。
そうした目的や使い道などが違うものでも共通していることがあります、それは自分が求めている気持ちの変化を与えてくれるということです。
それは後で詳しく見ていくとして、リピートされないビジネスは、自分が求めている気持ちの変化を与えてくれるでしょうか?
感動を与えてくれると思って見た映画が、全然感動せず、しらけてしまったら自分が求めていた感動という気持ちが得られないことになります。するとやはりその映画はあまり面白くないと見た人から広まり、人に与える気持ちの変化は求めている変化を提供できるものかを知っておきたいものです、
リピートされるビジネスは理想の気持ちの変化を与えてくれる
さきほども出てきたように、リピートされるビジネスは、お客さんが求めている気持ちの変化を提供できる、それも求めている以上のものを提供してくれるものは、口コミなどで広がるようです。
商品サービスに形があるもの、例えば服やバッグ、ゲーム機や資格の教科書など、そうしたものも気持ちを満たすために買うのかといえば、所有していることで満足したり、それがあることで楽しい気持ちになったり、逆にいえばどれだけ凄いレアな商品サービスでも、それを持っている喜びや楽しさ、ワクワク感などを感じないと、ただの飾りになってしまうかもしれません。
祖父や祖母の家に飾ってある高そうな飾り物も、その年代の人が見れば満足するようなものでも、子供が見たらちょっと邪魔で奇妙な飾り物と感じるものもあるかもしれません。
それだけ人によって求めている気持ちの変化を得る方法は違い、ずっとリピートされるような商品サービスは、それだけ気持ちの変化を求めている人にぴったりの変化を提供出来ていて、たとえそれが大きな有名ブランドではなくても、それをリピートする人にとっては気持ちの変化を与えてくれるブランドになります。
そう考えると、ブランドは何かのものとかではなく人それぞれの頭にあるもので、それが人それぞれ違うので、求められるブランドが変わるといえます。
リピートされるビジネスをするためには、提供出来る気持ちの変化をより安定して、期待している以上のものが与えられるほど自信が持てるものをやることが、提供するほうも受け取るほうも安定しているのではないでしょうか。