なかなか昇給しないと嘆くアナタに送る、平均的な給料の上がり方
1つの会社で長く働いているのに、なかなか給料が上がらない。そんな悩みを抱えている方も多いのではありませんか?
なかには、
「ここまで給料が上がらない会社は、ウチだけなのではないだろうか?」
なんて考えている方もいるかもしれません。ここでは世間の相場などをご紹介します。
でも大丈夫!ご安心ください。どの会社でもなかなか給料は上がらないものです。ではどの程度の金額が上がっていれば平均以上と言えるのでしょうか?
基本的な昇給は年に1回!あるかないか…
本来ならば入社したときに、ある程度の説明はあったはずですが、多くの人は働いているうちに忘れてしまうもの。
だからといって、上司に直接聞くにはなかなか聞きづらいことですよね。ほとんどの企業では、昇給は年に1回とされています。タイミング的には4月がもっとも多いですね。
では、どのくらいの金額、昇給されるのかと言いますと、平均で約2%といったところです。
現在もらっている基本給が、1年後には2%上がっているというのが平均です。初年度が20万円だったら204,000円になる、このくらいが平均です。もちろん平均ですから1%程度のところもあります。
中には5%以上、上がるところもあるでしょうが、こっちは稀でしょうね。何年勤めようが変わるわけがない、という会社もありますので、上がるだけマシと言えるかもしれません。
それでは、いつまで経ってもお金持ちになれないではないか!
なぜならば2回目の昇給では、先ほどの例にならうと204,000円の2%アップになるからです。つまり・・・・
1年目の給料が20万円だった方は2年目には204,000円→3年目には208,080円になっています。
アップするのは4,000円ではなく、4,080円になります!どうですか?なんとなく得をした気に…、なれませんね、さすがに80円では(笑)
一応5年目では216,486円にはなっているのですが…。
役職がつくと劇的に変化する会社が多い
役職手当という名で数万円以上、給料が跳ね上がります。ですので「役職が付く」イコール「出世」と捉えられることが多いのです。
しかし、ここでちょっとしたトラップがあります。多くの会社では、課長職以上を管理職と呼びます。
管理職とは、会社側の人間と捉えられるのです。そのため、課長職以上の方には残業代が出ない、ということになってしまい結果的には課長よりも係長の方が、実際にもらう給料が多いなんていう、逆転現象が起きてしまうのです。
もちろんこれは、残業代がしっかり払われる会社の場合の話。サービス残業が当たり前の会社では、この逆転現象は起きません。
役職手当が給料アップの要ということは…
中には数ヶ月で給料が、入社時よりも5割増しになった、倍になった、なんて話もあるくらいです。
これが良いことなのかどうか、私にはわかりません。もちろんブラック企業を勧めているわけでもありません。
しかし一部の人間にとっては、やる気に繋がるのではないでしょうか。そのくらいの特典がないと、さすがにやってられませんからね。