自分の成功をストップさせるダークサイドの存在と解決法とは?
あなたは、ダークサイドという言葉を聞いたことはありますか?名前だけ聞くと、ゲームのキャラクターのような名前のようにも思えますが、あまり良い意味はないように感じるかもしれません。ダークサイドとは、一般的には上手くいった人が失敗していくときにはまってしまうことといわれます。
たとえば、芸能人や歌手でも一躍有名になった人でも後々人気がなくなって有名じゃなくなったり、それだけならまだしも、自殺やうつなど悲惨な人生になる有名人も少なくありません。そうした人たちはダークサイドにはまっている可能性が大です。ですが、これは有名人じゃなくてもはまる可能性があるもので、どういうときにダークサイドに落ちやすいのでしょうか。
成功が一番だと思って進んでいる時
成功したいと思っている人は沢山いるでしょう。ですが、その一方で「成功って何?」「幸せなら良いじゃない」と思っている人もいると思います。確かに成功しないといけないという規則はなく、成功というもの自体もあいまいです。
ですが、成功したい!という気持ちで突き進んでいく人がいますが、その時点でダークサイドに向かって進んでいるということがあります。そういう人に限って、最初は1億円を目指していたのに、それを達成したら10億円、100億円とどんどん拡大することが人生の生き方だと思ってしまう人がいます。
その人にすればそれが人生の真実だと思ってしまいますが、それを見て共感出来ない人も沢山います。このように、自分と周りの人の見方が変わっていると感じた時点で間違った方向に進んでいるということが分かります。
まず、成功したいという人の心の底には「自分は成功していない」という自分には価値がないという思いがあります。それを埋めるために進んでいくため、周りの人からすれば何をやってるんだ?というふうに写るのです。
自分の無価値感を埋めるという意味では成功するかもしれませんが、全体的な人生からすると、極端にバランスが崩れているため、他の面では悪い方向に向かい、それがダークサイドとして現れます。
たとえば、自分は頑張っているのに周りの人は頑張らなくてフラストレーションがたまったり、家族関係が悪くなったり、周りと調和出来ていないと運が落ちてしまうので、頑張っても中々進まないことを体感するでしょう。
周りが無能に感じた時
ダークサイドというのは、ある意味自分のバランスが極端に崩れている状態をいいます。いらいらして周りが自分より無能に見えて、つい怒ってしまうときも、実は自分がダークサイドに落ちていることが分かります。
エスカレートするといじめや事件につながる怒りや恨みの感情は、行きすぎると人生を崩壊させるダークサイドとして危険です。これは、周りが無能に見えるだけで実は無能ではありません。人間は、誰でもそうですがイライラしている人と一緒にいると自分の力を発揮できなくなります。
これは、深い部分ではいらいらしている人とおどおどしている人は繋がり合っているのですが、それに気づかず相手を傷つけてしまいます。いつも喧嘩しているけど一緒にいる人を見たことはないでしょうか?イライラしている人にはおどおどしている人が必要なようにも見えます。
このように、自分が凄くて周りがダメなように見えるときは、大抵過去のトラウマが原因で無理に頑張らないといけない状態から抜け出すために、頑張りすぎた結果です。そうなると、周りに対しての恨みもあるので、それが出てしまいます。
ですが、それは人間の自然な姿ではありません。どんな時でもリラックスしている状態が感情的にも精神的にも理想の状態といえます。イライラしていると、体にとってもストレスとしてよくありません。自分も他人もボロボロにする可能性がある感情が怒りや恨みです。
また、こういった感情は将来的には自分に返ってくることになります。なぜなら、人間の状態は一定ではなく、恨んだ相手と同じ立場になることがあり、その立場にいくことで自分の恨みが直接自分に向けられることになるからです。こうなると、自殺したりうつになる人が出る原因になるので、出来るだけ感じたくない感情といえます。
感じすぎている時
よく、ホラー映画や悲しい映画を見て、必要以上に怖がったり悲しんだりしている人を見たことはありませんか?感じなさすぎるのもよくないですが、感じすぎていると、自分の感情から抜け出せなくなります。
悲しすぎて動けなくなる人や、怖すぎて動けなくなる人、それはそこまで感じすぎる必要がないということを理解することが大切です。あくまで自分の人生は自分で作っていくことが出来るのですから、周りのものによって自分の感情をコントロール出来なくなれば、行動出来なくなります。これもダークサイドの1つです。