これを食べれば仕事の効率が上がる!職場で重宝するお菓子は?
お菓子と仕事の関係
仕事ってしんどいですよね。それは多くの人に共有される印象のはず。身体を使う仕事であれ、頭を使う仕事であれ、しんどさに貴賎はありません。身体が疲れた時、あなたはどうしますか? 思いっきりご飯を食べますか? それとも朝までぐっすり眠る選択をしますか? 例えば『ONE PIECE』のルフィーなら、ひたすら食べることを考えるでしょう。
意外と難しいのは、身体が疲れた時よりも頭が疲れた時にどうするのかという判断です。ただひたすら食べればそれで解決するという問題ではありません。脳みそが栄養として吸収できるのは「グルコース」つまりは糖質だけなのです。
ジャンプ漫画からの引用ばかりで恐縮ですが、例えば『デスノート』でおなじみのLは、いつも何かしら甘いものを食べていました。そして、とある登場人物から、それだけ甘いものを食べて太らないのは羨ましい、と指摘されます。すると本人は平然と、
「頭を使えば太らない」
と答えます。彼の発言は理にかなっていて、頭を使えば使うほど糖分を消費するので、余分なものとして体内に蓄積されず、結果として太らないのです。
このことから、働くビジネスパーソンにとってのお菓子の重要性というものが見えてきます。疲れた脳みそに糖分は欠かせません。職場によっては勤務中のお菓子はNGというところもあるでしょうが、脳みそを効率的に働かせるということを考えれば、お菓子は勤務中でも口にすべきです。虫歯にならない程度に。
仕事の効率を上げるための「オススメ」お菓子
さて、オススメお菓子と書きましたが、一番良いのはもちろん自分の好きなお菓子を口にすること。中には甘いものが全くダメという人もいるでしょう。でも心配はいりません。例えば醤油せんべいなどのお菓子にも糖分は含まれていますから。甘いものがダメだから糖分が摂取できないということはないのです。
個人的なオススメとして、まずはガムやグミを挙げます。これには三つの理由があって、第一に糖分が多く含まれていること。第二に「噛む」という動作が強く求められるので、なおさら脳みその活性化につながるということ。噛むことと脳の働きの関連性については、ご存じの方も多いと思います。特にグミは、近年になって「頭に良いお菓子」ということで注目されています。メーカーによっては、そのことをパーケージでうまくアピールしていますよ。
そして最後の理由もけっこう重要なのですが、手を汚さずに食べられるということ。これはビジネスパーソンにとってありがたい話です。例えばチョコレートは、特に夏場は溶けてしまうことが多いので、食べ方を失敗すれば手が汚れます。私の同僚に、チョコレートを食べた手で不用意にパソコンを操作し、ものの見事にパソコンを壊してしまった人がいます。壊れたのはキーボードだけですけど、上司にすごく怒られていました。彼は、夏場に溶けかけのチョコレートアイスを食べていて、スプーンから中身をこぼしたのです。よりによってキーボードの上に。
ガムやグミで糖分を補給する限り、このようなトラブルは起こりえません。また、小腹がすいたということであれば、カロリーメイトだって立派なおやつです。今では類似する商品のバリエーションも豊富。その他、コンビニで売っている肉まんだっておにぎりだって、食べている人が「おやつだ!」と主張すれば立派なおやつです。
お菓子は、コミュニケーションのツールとしても機能する!
これもよく言われることですが、お菓子はコミュニケーションのツールとしても作用します。単純に、小腹を好かせた同僚や部下、あるいは上司にお菓子を勧めて、それをコミュニケーションのきっかけにするのは王道。また、私の同僚にはこんな面白い人もいました。自分から積極的にお菓子を勧めることをせず、なおかつお菓子をコミュニケーションのツールにしてしまうのです。
それはどういうことか。彼は、自分の机の上にさりげなく、数種類のお菓子をセットしておきます。すると、机の上に並んだお菓子に興味を持ったほかの社員が彼に声を掛けてくるわけです。それ、おいしそうだね。一つちょうだい。という具合に。
もちろん、彼は快くお菓子を進呈します。ただし、彼は単純にお菓子を渡すだけではありません。相手に、数種類のお菓子の中から好きなものを選ばせるのです。そうすると、相手は当然ながら自分の好きなお菓子を持って帰ることになる。ある人は純粋に自分の好きなお菓子を選び、またある人は少し気を遣って、数がたくさん余っているお菓子を選ぶかもしれない。そういう人々のしぐさを、彼は黙って見ているのです。
相手の性格や好みが良く分かって面白いと言います。確かに、面白いコミュニケーションの方法かもしれません。