嫌いな仕事をすることで、お金に恵まれなくなる理由とは?
嫌いな仕事をしている人と好きな仕事をしている人の収入を比べた調査があります。それには、嫌いな仕事をしている人の年収は、それが得意なことであればよくて2000万円前後、不得意なことであれば100万円前後だそうです。
一方、好きな仕事をしている人の収入には上限はなく、どんどん広げていく人の中には100億円以上の企業まで成長しているところもあります。なぜ、こうした違いが出るのでしょうか。嫌いな仕事をしている人がお金に恵まれない理由とは?
理由1.自分の情熱が伝わらない
プロのセールスマンで沢山の収入を得ている人を見ると、どの人も情熱があるということです。自分が嫌いな商品を嫌いな会社で嫌いなお客さん相手にセールスしても、まず成功しないでしょう。
これと同じで、嫌いなことを仕事にしていると、自分の中から情熱が出てこないので、企業で働いていても昇進したりよく見られることも少ないでしょう。
お金は、自分が生み出した価値を数字にしたものなので、情熱がなければ価値を生み出すパワーも生まれません。ですが、自分が好きな仕事をしていれば、その情熱は尽きることがないのでいつまでも価値を生みだし続けることが出来ます。
それは、人によってはセールスだったり料理を作ることだったり、相談を聴くことだったりスポーツをすることだったり。料理1つとっても、料理が大好きでいつももっと良い料理を作りたいと思っている人と、料理が嫌いで早くお客さんが沢山来てお金払ってくれないかなぁって思っている人とでは、どちらの店に行きたいでしょうか。
結局、お金やセールスは難しいものではなく、自分の情熱がどれだけあるかということで、好きなことをすることが情熱を引き出すことになります。
理由2.お金の無駄遣いをする
嫌いな仕事をして、ストレスが溜まる経験をした人も多いのではないでしょうか。これは、社会人になってからではなく学校で規則正しいやりたくないことを次々とやる環境で育った人もそうだと思います。
今ではやりたいことだけをやって自由な意思を育てようというスクールも出来ているみたいで、選択肢も増えてきていますが、これまでの学校生活が慣れてしまった人は、やりたくないことをするのが当たり前と思うかもしれません。
それが終わってストレスを発散するときの爽快感がたまらない!だからお金をパーっと使って次の仕事も頑張ろう!という人もいるでしょう。ですが、こうなるといつまでたっても嫌いな仕事とお金の無駄遣いのサイクルが永遠に続くことになります。
もちろん、やりたいことにお金を使うこと全てが無駄遣いになるとは限りませんが、将来を見据えての自己投資などすることも大切です。また、逆に稼いだお金を貯金し続ける人もいますが、これも将来を考えるとお金の知恵やスキルを身につけるために自己投資にもお金を使ったほうがいいかもしれません。
お金という共通の目的のために様々な仕事がありますが、そういった仕事の専門知識を身につけるのと同時に、お金の知識も身につけるとよりお金を上手く扱えるようになると思います。
理由3.エネルギーが出てこない
エネルギーとは、充実感や満足感、体にエネルギーが満たされるような感覚です。自分が好きなスポーツ、趣味、特技などをした経験がある人はそうした体験をしたことがあると思います。
嫌いなことをやっていても、そもそも好きという気持ちが出てこないので、エネルギーが出てきません。いつもどこか力が入っていない状態になります。いつでもお金を稼げる自信がある人と、全くお金を稼げる自信がない人のどちらにお金が集まるでしょうか。
好きなことをしている人は、お金の不安が出るよりも、もっとそれをやることでお金を増やそうという積極的な気持ちが湧いてきます。ですが、嫌いな仕事をしていれば、お金を沢山持っていても「なくならないようにしないと」といったお金が無くなることに意識がいきがちにもなります。
そこには仕事をもっとやりたいという気持ちがないため、今あるお金にしか目がいきません。そういう気持ちが出てきたら、好きな仕事を見つけるタイミングと考えていいでしょう。
こうした理由から、嫌いな仕事をしているとお金に恵まれなくなります。ですが、好きなことをしていればこれらが全て逆になり、情熱が湧いてきてお金の無駄遣いが減り、エネルギーが湧いてくるので、それをやり続けて周りに価値を提供し続ける限り、お金が入ってくる流れを止めることが難しくなるかもしれません。
事実、好きなことをやっている人の中にはそれをやめたとしても、今まで生み出した価値によって収入が入り続ける人もいるようです。じっくり自分と見つめ合う時間を1日10分でも取ること、そしてそれを繰り返すことが、お金の不安を心配するよりも長い目で見ると、大切なことかもしれません。